おおいた温泉道 小県順子さん 湯の森くす
大分自動車道玖珠インターチェンジから車で5分。2010年にオープンした玖珠町森の「湯の森くす」は、豊かな自然に囲まれたのんびりとした雰囲気の温泉施設だ。「多くの温泉を巡っているけれどリピートすることはめったにない。でもここは特別」と太鼓判を押すのは小県(おがた)順子さん(45)=北九州市。
友人の紹介で2年ほど前に訪れて以来とりこになった。太陽に照らされ、黄金に輝く湯に温泉仲間の奥幸恵さん(44)=同市=と体を沈める。「翌日の化粧ののりが全然違うよね」「紅葉の季節は最高」。開放感あふれる露天風呂で、温泉談議に花が咲いた。
泉質は単純温泉。黄金色でとろりとした肌ざわりが特徴。「色、肌感、味、水の流れる音など、五感で楽しめる温泉」と笑顔で話す。広々とした貸し切り家族風呂もある。「家族や仲間だけで、ゆったりした時間を楽しめる」
手作りにこだわり、約2年かけて完成させたという露天風呂は、ぬくもりが感じられる。澄み切った空気や夜空に輝く星を堪能できるロケーションも人気で、癒やしを求め、県外からも多くの人が訪れるという。
幼いころから温泉が好きで、家族で別府市の温泉を訪れる機会も多かったという。03年ごろから温泉道へのチャレンジを開始。北九州市から通い、約1年かけて名人に。共同浴場で出会う人々の気さくさや親切さに触れ、通うことが楽しくなった。今では、日々の疲れをリセットするためになくてはならない「元気の源」だ。
これまで訪れた温泉は約1500カ所。「気分や体調、天気など、入る日によって同じ温泉でも色や香り、肌ざわりなどが全く違う。温泉巡りはやめられない」。温泉への熱い思いを語った。
データ: 営業時間は午前11時~午後9時(5~10月は午後10時まで)。大人400円、小学生以下200円、4歳以下無料。定休日は毎週火曜日。TEL0973・72・6466。
小県順子(おがた・じゅんこ)1970年、福岡県北九州市出身。会社員。霧島温泉(鹿児島県)など九州各県の温泉巡りをした。九州場所は毎年欠かさず見に行く相撲好き。