「春到来、四浦半島の河津桜」 ピンクと青のマッチング
津久見市四浦半島の河津桜が一足早く春の訪れを告げた。今年は例年より遅い2月下旬に開花し、3月の中旬に見頃を迎えた。
十数年前から地域住民が中心となり植樹してきた四浦半島の河津桜。現在では約4600本も植えられている。河津桜は、他の桜と比べて開花時期が早く、見頃が長いのが特徴だ。花びらは鮮やかなピンク色で、四浦半島の海や空の青色によく映える。それらが一望できる高台では波と風の音も心地よく、多くの見物客が訪れる大人気の撮影スポットとなっている。
普段はあまり見ることのできない、桜と海との色彩のマッチング。半島や保戸島を配する立体的な構図が織りなす景色に、思わずカメラを取り出し、レンズ越しの河津桜に感動した。この美しさには誰もが心を奪われてしまうだろう。
(日本文理大学工学部情報メディア学科3年、新名宏哉)