「日本製鉄 ふれあい祭り」 5千人が工場見学楽しむ
4月に新日鉄住金から社名変更した日本製鉄大分製鉄所で、工場内を見学できる「日本製鉄 ふれあい祭り」が4月21日にあった。同社の中でも、国内最大級の生産量を誇る大分製鉄所の年に1度の貴重な公開に、約5千人が訪れた。
海上から工場を眺めるファミリークルーズでは、消防艇の出迎えに歓声。熱延工場では、赤く溶けた鉄を延ばす工程を見学。熱い鉄が勢いよく目の前を通過する様子に参加者の目はくぎ付けだ。吹き付ける熱風に撮影機材が心配だった。
工場内は特殊技術が多く撮影禁止だが、編集後の映像確認で特別に公開の許可を得た。同社人事総務部の渡辺聖二さんは「洋上見学や工場見学を開催することで地域住民との共存理解を深め、より一層大分製鉄所の成長につなげていければ」と語った。
(日本文理大工学部情報メディア学科3年 熊本春樹)