お気に入りをきれいに。 革靴のお手入れ
ファッションのポイントとなる靴。秋はワイン色や深緑色などの靴が店頭に並んでいます。お気に入りの一足は長く履きたいもの。でも、手入れはちょっと難しそう…と思っている人が多いのではないでしょうか。誰でもできる革靴の手入れ方法を、大分市勢家町にあるリペアハウスそのだ靴店の店主・苑田裕也さん(30)に教えてもらいました。
□ 用意するもの
汚れを落とす専用ローション
靴クリーム
布(使い古した肌着を切ったものでもよい)
ブラシ
タオル
手順
(1)拭く
タオルで靴表面を拭いて全体の汚れを除きます。靴の内側からつま先部分を持つと、靴に手あかが付きません。
(2)保湿
汚れを落とす専用ローションをタオルや布にアズキの大きさくらい出して付け、少しずつのばします。手早く、薄くするのがポイントです。革が保湿されて、滑らかになります。
(3)補色
擦れたりして革の色が薄くなっている部分があれば、靴に合わせた色のクリームを用意し、アズキくらいの大きさを布に付けて少しずつのばします。
(4)仕上げ
仕上げに全体にブラシをかけます。ブラシがなければ汚れを落とした面と違う面のタオルで拭き取ります。ツヤが出て、きれいな靴に変身!
帰宅後に拭くだけで傷み減 苑田さんがアドバイス
靴のローション、クリーム、ブラシはデパートの靴売り場や雑貨店などで簡単に手に入ります。靴のクリームの色が多くて迷ったときは、どんな靴でも使える無色のものを選びましょう。
帰宅したときに、タオルで軽く靴の表面を拭くだけでも靴の傷みは少なくなります。雨が降ってぬれたときは、靴に新聞紙を詰めて陰干しをすると良いです。
リペアハウスそのだ靴店の3代目店長。17歳から家業の靴店で祖父に靴製作や修理のノウハウを学んだ。今年8月に、60年間店を構えた王子北町から勢家町に移転。「靴やバッグ、革製品のことは気軽に相談を」。大分市勢家町2丁目2の25、TEL097・537・7657)。