クレイセラピー 体健やか〝泥遊び〟
「ひんやりする~」「気持ちいい」と古賀早奈苗さん(46)=大分市=のクレイセラピー(粘土療法)講座に参加する女性たち。水に溶いたクレイを指先から肘まで塗っていった。そのはしゃぐ姿は“大人女子の泥遊び”。
体健やか“泥遊び”
クレイセラピーとは、肌に塗布することで代謝を促進させ、体内の老廃物や炎症を除く粘土療法。欧米では健康維持と美容に広く利用されている。古賀さんはフランスで採掘された純度の高いクレイを使い、自宅サロンや県内のレンタルスペースで指導や施術をしている。
記者も体験講座に参加。5種類のクレイのうち、ミネラルが豊富な「グリーンモンモリオナイト」を水に溶き、マヨネーズ状になったところで腕に。幼い頃に体験した粘土遊びや泥遊びの感覚とは違い、ボディークリームを塗っていくようだ。乾く前に洗い流すと、しっとりとした腕にうっとり♪
5種類それぞれの使い分けを習った。水に溶いたり粉のまま肌に付けたりと、使用方法はさまざまで目的に合わせて選びたい。30、40代の女性にとって「冷えは一年中の敵。パソコンやスマートフォンを使うことが多いので電磁波も除去したい」と古賀さん。
下半身の冷え対策には酸化鉄を多く含む「レッドモンモリオナイト」をふくらはぎに厚く塗布。体液の流れが良くなるという。角質を軟らかくするので、素足を見せる夏場にお勧めだ。50度の湯に溶かしてフットバスにすると、リラックス効果も期待できる。
「グリーンイライト」は電磁波の吸収が得意。疲れがたまると風呂に溶かして、ざぶりと頭まで漬かるのが古賀さん流。二日酔いには「イエローイライト」を肝臓パック。「ホワイトカオリナイト」を粉のまま脇に付けると、汗の臭いを吸着してくれる。
仕事や子育てに頑張る30、40代の女性はもちろん、家族全員の健康維持に使えるクレイ。「サプリメントで栄養補給する前に、デトックス(体内の毒素を排出)を。体の整え方を知っておくといいですね」とアドバイスしている。
問い合わせは古賀さん(TEL080・5274・1157)へ。