コーヒータイム “至福”の一杯を
独特な香りや個性的な味わいのあるコーヒーは、幅広い世代で人気が高い。高品質なコーヒー豆の専門店「3CEDARS COFFEE」(スリーシダーズコーヒー=大分市生石)で、コーヒーをおいしくするポイントを聞いた。
スリーシダーズコーヒーは、コーヒー豆を焙煎(ばいせん)するロースターの庄司三杉さん(39)=臼杵市出身=が2016年3月に開店した。コーヒーの激戦区、福岡市のカフェで12年間働いた経験を生かし、「大分でもおいしいコーヒーを伝えたい」という思いがきっかけだった。
毎年、中米のニカラグアやホンジュラスなどの農園に出向き、生産者と触れ合いながら、風味の優れた豆を厳選する。
現在、同店では「豆の個性を生かして焙煎した」という5、6種類のコーヒー豆を置いている。営業時間は月~金曜日=14~19時、土・日曜日=12~19時。
【豆の量を決める】
(1)計量器でコーヒーカップの容量を計る。
(2)コーヒー濃度が水100ミリリットルに対して豆の量6グラムとした場合、容量が300ミリリットルのカップは豆の量が18グラムになる。濃度は個人の好みで調整する。
─ 2種類の入れ方を紹介 ─
蒸らし、じっくり
1・フレンチプレス
(1)ドリップの場合よりも少し粗めに豆をひく。
(2)器具を湯で温める。
(3)ひいた豆を器具に入れる。
(4)湯を半分入れ、30~45秒蒸らす。
(5)全体が浸るように、残りの湯を注ぐ。
(6)4分待ち、ゆっくりとプレス部分を押す。器具に沈殿した粉は少し残し、カップに注ぐ。
★利点=コーヒーのオイルが抽出され、豆そのものの味が出る
2・カリタウエーブ
(1)ドリッパーを湯で温める。
(2)フィルターをセットし、ひいた豆を入れる。
(3)湯量の5分の1ほど注ぎ、30~45秒蒸らす。
(4)残りの湯を3回に分けて注ぎ、2、3分で抽出する。
★利点=ウエーブ状のフィルターのため、抽出が安定する