協定を結んだ中津市議会の林秀明議長(左から2人目)と深谷市議会の今井慶一郎議長(同3人目)。左端は奥塚正典中津市長、右端は小島進深谷市長=深谷市役所
【中津】中津市議会は、1万円札の肖像交代が縁でつながった埼玉県深谷市の市議会と友好議会協定を締結した。議会同士が情報交換などで高め合うほか、近代日本の発展に貢献した福沢諭吉と渋沢栄一の顕彰、歴史文化の継承、両市の子どもたちの交流などで力を合わせていく。
1万円札の肖像画は2024年7月、中津ゆかりの福沢から、深谷市で生まれた実業家・渋沢に切り替わった。
両市議会は、親交があった2人の偉人が日本の近代化に大きな足跡を残したことにあやかり、共に両市の発展を目指そうと協定を結ぶことにした。
深谷市で7月初旬、締結式があった。中津市議会から林秀明議長や会派代表者ら11人、深谷市議会は今井慶一郎議長や会派代表者ら7人が出席。中津市の奥塚正典市長、深谷市の小島進市長が立ち会った。
両者は協定書に調印。▽両市議会間の情報交換や人的交流▽両偉人の顕彰や歴史文化の継承を通じた交流▽子どもたちの教育や交流―などで協力し合うことを確認した。
中津市議会事務局によると、深谷市の今井議長は渋沢の「道徳経済合一」の思想と、福沢が唱えた独立の精神を挙げ、交流を進めることを呼びかけたという。
中津市の林議長は「中津の唐揚げや地魚、深谷市のネギなど、それぞれの特産品を生かした交流や、両市の伝統的な祭りを通じた交流を考えたい」と話した。