映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は何度見ても面白い。タイムマシンを動かすのに必要な電力として、雷のエネルギーを使う。一発が約400キロワット時で家庭用電力の数カ月分に相当する。利用できればいいのに。...
大物文化人の訃報に戦後の節目を感じた。14日、80回目の終戦の日を目前に茶道裏千家の15代家元、千玄室さんが亡くなった。102歳▼国内外で反戦のメッセージを発信してきた。原点は学徒出陣。...
県内の内陸部を中心に激震が襲った1975年4月。湯布院町(現由布市湯布院町)は震度6程度の揺れがあったと推定され「壊滅」との風評が広がったという。町の健在ぶりをアピールするため新たなイベントが次々と始まった。...
戦後80年の今年は往事を振り返る書物や展示に接することが増えた。...
一陣の風となって草原を泳いでいるだろうか。満天の星の一つになって闇夜の大地を照らしているだろうか。...
お地蔵さんはエラい。人々に寄り添って救い導くため、仏になって天界に昇ることを断った。正式名称は地蔵菩薩(ぼさつ)。道ばたでよく目にするし、『かさ地蔵』といった昔話もなじみ深い。...
「水と油」は相いれないものの例えだが、旧日本海軍の研究所に「水からガソリンができる」と開発話を持ち込んだ男がいた。...
「終戦」と「敗戦」。どちらの表現を使うか、特に定めがあるわけではないのだが迷うときがある。ラジオで玉音放送が流された1945年以来、80回目を迎えた終戦の日。...
当時14歳だった作家の故・野坂昭如さんは神戸で空襲に遭う。避難先で1歳半の妹を背負いながら、空襲の残り火と似て非なるホタルの乱舞に見入った。爆弾の目標になるからホタルを処分せよと回覧板が回ったという。...
風変わりな神仏が好きだ。国内ではビリケンさん。とがったはげ頭につり上がった目。笑顔がとてもキュートである。国東半島にも伝わる角大師もユーモラス。海外ではインドのガネーシャがお気に入り。象の頭に太鼓腹。...
1985年は時代の転換点だった、と言っていい。電電公社が民営化され、男女雇用機会均等法が産声を上げた後、戦後の首相で初めて中曽根康弘氏が終戦の日に靖国神社を公式参拝した▼ビッグニュースは続いた。...
府内城跡(大分市荷揚町)は市民、県民にどれだけ愛されているだろうか。...
縦約13センチ、横約9センチ。被爆者健康手帳のサイズはパスポート(B7判)に近い。表紙を見ればその人の名前、性別、番号が分かる▼計36ページ。...
戦後80年の節目を迎えている今夏。例年にも増して平和の願いを強くするのは、露骨な自国優先主義や、国際関係の緊張が高まり国防が議論される機会が増えたからだろう▼平和を希求した男の生き様(ざま)―。...
豆腐がおいしい。定番のかつお節、小ネギの他、時にはキムチやしらすをのせたアレンジもいい。よく作る料理は野菜、卵、豚肉と炒める豆腐チャンプルー。白麻婆(マーボー)豆腐はひき肉、調味料と合わせてレンチンするだけなので簡単。...
作家の中山士朗さんがご存命なら94歳になる。別府湾を一望する別府市野田に「原爆亭」と名付けた書斎を構え、ヒロシマの記憶を静かに書き残した孤高の文筆家だった。...
ナチスドイツが核兵器の研究を進める中、そうせざるを得なかった―。...
本名トーマス・エドワード・ロレンス。「アラビアのロレンス」に、どんな人物を思い浮かべるだろうか。ベドウィンの衣装をまとい、砂漠のゲリラ戦を展開した勇士。...
柴戸山 降りくる雨に しょぼぬれて 夜さら寒いもんじゃ 雨じゃもの―。大分市上野丘西の円寿寺にある碑には雨乞いの歌が刻まれている。江戸時代の僧侶の作で、柴戸山は高崎山のことのようだ。...
戦後80年の8月を迎えたからには、大分県を全国に知らしめた料亭「なるみ」の存在を論じないわけにはいかない。...
弘法筆を選ばず。すぐれた書家としても知られる空海は数々の偉業を誇るまぎれもない日本仏教界のレジェンド。真言宗を広め、高野山に金剛峯寺(こんごうぶじ)を創建した。...
江戸幕府中興の祖、徳川吉宗(1684~1751年)が注目されている。「暴れん坊将軍」で有名なのは人気テレビ番組の影響だが、米価の安定に心を砕いた「コメ将軍」としての一面を持つ▼江戸中期は経済の低成長期。...
香川県の宿泊施設で児童らの裸を盗撮したとして御用となった男が、「○○御一行様」と記された歓迎看板で滞在情報を把握していたそうだ。...
語源調べがマイブーム。「豚に真珠」のことわざは聖書が出典って知ってました? 『新約聖書』に「豚の前になんじらの真珠を投げることなかれ」と記している。...
味覚の記憶。時折家族で訪ねた父の知人宅は庭が美しく、赤く色づいた楕円(だえん)形の実が皿に盛られて出されることがあった。ナツメ。...
他山の石。他人の言行を自分を磨く助けにするという意。過去の文化庁「国語に関する世論調査」で正答は3割弱だった。...
ブラウン管の前に陣取る。映りが悪いとテレビの側面をバンッとたたいたもんだ。昭和の時代、多くの県民が土曜の夜を待ちわびた▼午後7時、まんが日本昔ばなしが始まる。...
トランプ関税とはよくいったものだ。どう喝外交とも揶揄(やゆ)される米大統領の「ディール(取引)」に振り回され、交渉は終始、相手がペースを握った。...
福田康夫元首相は自民党総裁選で、総理の資質を問われ「辞める時の決断」を挙げた。...
別府短編映画制作プロジェクト「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」は、人気双子レスラー「斉藤ブラザーズ」の起用など、全日本プロレス全面協力の撮影が話題を呼んでいる。...
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