歌手の森高千里が作詞した楽曲『この街』には、自身が生まれ育った熊本への郷愁が込められている。1990年に発表した▼インタビューで作意を語っている。...
「我が国は開闢(かいびゃく)以来、君臣(君主と家来)の分(身分)定まれり。臣をもって君とすること未(いま)だかつてあらざるなり。...
昭和に育った大分県民にとって、かつて「8月の第1日曜」は特別な日だった。クーラーボックスに冷えた缶ビールを詰め込んで、小麦色の仲間たちと高原へ車を走らせた方もおられよう▼そう、あの城島ジャズイン(別府市)である。...
第58代横綱の千代の富士(享年61)といえば、トレードマークの黒いまわしを思い出す。野生動物のような鋭い眼光はまさに「ウルフ」であった▼小兵ながら筋骨隆々の体で巨漢力士をなぎ倒す。バブル期の昭和終盤~平成初期である。...
今回の熊本地震で爆発が起きたイオンモール熊本(熊本県嘉島町)は巨大な複合商業施設で知られ、敷地面積は22万4千平方メートルに及ぶ▼規模は九州で三本の指に入り、あのクラサスドーム大分(大分市横尾)が優に4個収まる。...
いま、私たちは過去にあまり例を見ない大震災を目(ま)の当たりにしている。...
強烈な西日が天地を焦がしていた時間帯である。帰り支度を始めようとしていた人もいたろう。夕飯の準備で台所に立っていた方もいたに違いない。...
一□一□。空欄にあなたなら何を入れますか。手元の四字熟語辞典で引いただけで40語近くあった。おそらくもっと多いだろう。一日一善と答えられる人はステキ。一村一品なら生粋の大分県民▼暑さは一進一退どころか進む一方。...
若者が主役の空間はきらきら輝いて見えるから不思議だ。先日、大分市内のあるキャンパスを訪れた時のこと。昼時に差しかかり、学生食堂にお邪魔しようと思い立った▼入り口で気になる会話を耳にした。...
駆け出しの頃、高校野球の記事で大分商業を名門と書くと、熟達の上司に言われた。「違う、ダイショーは古豪や」。津久見を古豪と記したら、また首を振られた。「違う、津久見は名門じゃ」▼両校は昭和の時代から県野球界をけん引してきた。...
「ウナギの獅子食い」と聞いて、どんなイメージを持たれようか。手を後ろに回し、大皿に盛ったかば焼きを獅子がかぶりを振るようにガツガツ一心不乱に食す。...
例えば、の話である。駅のホームに立っていると、目の前の線路に幼児が誤って落ちた。列車が迫っている。救出は賭けに近い。あなたならどうするか▼とっさの判断は体力、年齢、周りの状況などにもよろう。...
この時季のスーパーは生き返る。とりわけ生鮮コーナーは冷蔵庫内にいるかのような涼感で、引いた汗がひんやり心地いい▼きのう野菜売り場をぶらりとすると、肥えたゴーヤーが1本170円の値札を付けていた。...
古代ギリシャの哲学者プラトンは言っている。〈賢者は話すべきことがあるから話し、愚者は話さなければならないから話す〉▼はてさて賢者か、愚者か。...
中津市出身の先哲・福沢諭吉の若き日の失敗談。大阪の適塾は蒸し風呂状態で、塾生は裸同然で過ごしていた。ある日、酒を飲んで二階で寝ていると下から呼ぶ声がする。...
出勤間際、自宅の固定電話が鳴った。「東京の郵便局で、お客さまからの違法な郵便物を預かっています」。日本郵便の関係者を名乗る声は淡々としていた▼現金20万円とキャッシュカード5枚が入っていると言う。...
学校のチャイムの「キンコンカーン」。原曲は英国国会議事堂の時計台ビッグベンの鐘の旋律だ。戦後の日本ではベルやサイレンが主流だったが、戦時下の警報を思い出させるため、穏やかな鐘の音に替えたという。...
論語にある。〈天下道あれば、すなわち庶人(しょじん)議せず〉。為政者が正しく徳をもって治めていれば、民は不満を抱かず政治を論じる必要がなくなる、との意である▼この孔子の至言を、ひっくり返して考えてみる。...
もう時効だろう。二十数年前の甲子園に、ある大分県代表校が挑んだ時の秘話がある。...
見るからに傷んでいるタマネギがある。皮をむいても、むいても、出てくるのは疑惑ばかり。とても食べられたシロモノではない▼お隣の福岡県議会が蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。...
「そこをどけ」。...
出来たてほやほやの別府市立図書館(野口原)は香りが良い。自動ドアが開くと、コーヒーのアロマ(芳香)が迎えてくれる。...
名は体を表す。芸術の世界だとなおさら。...
えー、一席お付き合い願います。皆さま、落語を生で聞いたことはおありで? 扇子1本、手ぬぐい1枚。道具はこれきり。...
たまらん、あぢぃ……と猛暑にいくら身もだえても、やる気スイッチを入れたばかりの盛夏は容赦しそうにない。...
れいわ新選組の山本太郎代表(51)が車のスピード違反で罰金9万円の略式命令と、90日の免停処分を受けた。...
竹久夢二に「山をうたふ」という詩画がある。〈春のやま まるい/夏のやま あをい/秋のやま たかい/冬のやま とをい〉。...
湯を沸かす笛吹きケトルは、沸騰すると「ぴぃゅ~」と鳴る。分かりやすくて便利だが、結構けたたましい▼残り9カ月となった来春の統一地方選に向けて、出馬という名のケトルからはまだ何も聞こえない。...
むむむ!? 常日頃だらりと無為に生きていても、ふと、冒頭のような感嘆詞が脳内に立ち上がることがある。...
日本神話に登場する天鳥船神(あめのとりふねのかみ)にちなんだ名に、宇宙航海の安全への願いがこもる小惑星「トリフネ」。...
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