味覚の記憶。時折家族で訪ねた父の知人宅は庭が美しく、赤く色づいた楕円(だえん)形の実が皿に盛られて出されることがあった。ナツメ。...
他山の石。他人の言行を自分を磨く助けにするという意。過去の文化庁「国語に関する世論調査」で正答は3割弱だった。...
ブラウン管の前に陣取る。映りが悪いとテレビの側面をバンッとたたいたもんだ。昭和の時代、多くの県民が土曜の夜を待ちわびた▼午後7時、まんが日本昔ばなしが始まる。...
トランプ関税とはよくいったものだ。どう喝外交とも揶揄(やゆ)される米大統領の「ディール(取引)」に振り回され、交渉は終始、相手がペースを握った。...
福田康夫元首相は自民党総裁選で、総理の資質を問われ「辞める時の決断」を挙げた。...
別府短編映画制作プロジェクト「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」は、人気双子レスラー「斉藤ブラザーズ」の起用など、全日本プロレス全面協力の撮影が話題を呼んでいる。...
「ところでアンタ、行った?」「どこに?」「参院選ちゃ」「何かえ、トキハのザ・ドリフターズ展かと思った」「ダメだこりゃ」▼「雪辱したタダトモさんは泣きそうな顔で万歳しよった」「報道じゃ序盤の『リード』から終盤は『互角』になったけんな」「大分...
選ばれたのはステーツマンかポリティシャンか。ともに政治家の意味に用いられるが、使い分けることもある。...
江戸時代の村は入札(いれふだ)という選挙で村役人を選んだ。役人のあり方や選出方法は、それぞれの村に任されていたという(柿崎明二『「江戸の選挙」から民主主義を考える』)▼民主主義は輸入されたというイメージが強い。...
ガンガン肌灼(や)く日差し。日焼け対策してますか? 江戸時代にも日傘がはやった。「男女に限らず青紙を貼った日傘を差す者が多い。人混みでは邪魔だ」として幕府が禁止したほど。...
「風呂キャンセル界隈(かいわい)」。理解できる読者は少数派に違いない。流通業界紙の見出しで知った。「紙面を組む整理担当者はどんなセンスだろう」。...
高射砲の音に防空頭巾を幼子にかぶせ、防空壕(ごう)へ向かう前書きが象徴的だ。第2次世界大戦の末期を実況しながら物語をつむぎ始める。...
「魅力ある候補者がいなくて誰にも投票したくない。だけど国政は変えたいから選挙には行きたい。どうすればいいですか?」▼数年前、ミュージシャン星野源(44)の深夜ラジオ番組にリスナーから質問が寄せられた。...
“学者の国会”とも呼ばれるそうだ。科学者を代表する機関「日本学術会議」。来年10月に特殊法人へと移行する。...
バブル景気の象徴といえば、いわゆるボディコンのお嬢さん方がディスコのお立ち台で扇子をふりふりしている狂騒シーンだろうか。列島はわれを失っていた▼かくいう大分県も浮かれていた。...
生活情報誌『暮しの手帖』は戦後間もない1948年に創刊。編集長は花森安治。商品テストを繰り返し、生活を豊かにするための情報発信に心血を注いだ。...
水田地帯の一画で夕刻、休耕田を覆うように茂ったヨシの中から「ギョギョシ、ギョギョシ。ギシ、ギシ…」と、よく響く鳴き声がした。...
作詞家の故・阿久(あく)悠(ゆう)さんは高校野球を愛した。空の色、雲の形、選手の表情、1球の機微――。独自の「情緒的スコアブック」にそれらを克明に記録した▼甲子園は1970年代から春夏の全試合をウオッチした。...
米騒動、物価高、格差社会、疫病の流行、戦争…。現代の話ではない。1918(大正7)年の日本である。歴史は繰り返すというが、いやはや▼14年にヨーロッパで始まった抗争が第1次世界大戦に発展。...
日本中を揺るがす、信じられないニュースが駆け巡ったのは3年前のきょう。やはり選挙戦のさなかだった。元首相、安倍晋三氏が銃撃され命を落とした。...
ソフトクリームは和製英語である。...
なかなかご尊顔をお見かけしないと思っていたら、元々5千円札の新規発行数は他のお札よりかなり少ないんですね。そういえば前任者も女性でした。...
先月、小欄で梅を本みりんに漬けた自家製の梅酒について触れたところ、販売しなくても違法な行為に当たると、読者からご指摘を受けた。...
酔いがさめただろうか。ハッとわれに返っただろうか。飲酒検知を求められ、「夢であってくれ」と闇夜を仰いだであろうか▼例の大分県幹部職員による自転車の酒気帯び運転である。...
巧言令色。論語にある。「子曰(いわ)く、巧言令色、鮮(すくな)し仁」。孔先生がおっしゃるには、言葉巧みにおべっかを使ったり、取りつくろった表情ばかりしている人は仁徳に欠ける―そうだ。...
東京・恵比寿の都写真美術館で開かれている企画展『ヒロシマ1945』は、見る側の魂を静かに揺さぶる。モノクロで写し取られた惨状の「念」なのか。...
「政治や世の中の動き、いま話題の事柄を鋭く、時には風刺の効いた、心温まる筆致で描きます」。「東西南北」をPRするようでおこがましいが…。...
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