1978年の国民的ヒット曲『坊がつる讃歌』は、芹洋子がNHK紅白にも出場して美声を聞かせた。哀愁漂う旋律にミヤマキリシマなど四季の風景を描いた詞が調和し、大分県民にはなじみ深い。...
初めて「リスケ」と聞いたとき、意味が分からない面白い言葉なので聞き返した。時代劇に出てきそうな名前に思えて笑ってしまう。...
動画サイトで情報発信したり、交流サイト(SNS)を活用したりするシニア世代を紹介する記事が掲載されていた。周囲でもスマートフォンを持つ年配の方は少なくない。...
ご飯かパンか。読者の皆さんはどちら派? ご飯ならみそ汁や卵焼きを思い浮かべるし、パンならバターを塗ってコーヒーと一緒に…。世代によっても好みは分かれるだろう▼親戚の田植えや稲刈りを手伝ったのは幼い頃の思い出。...
「刑事とのやりとりはクイズのようでした」。...
定期的にかかりつけ医に通院しており、健康保険証は欠かせない。その保険証は12月2日以降、新たに発行されなくなる。マイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」への一本化を図るためだ。...
大幅に延期されたホーバークラフトの運航がいよいよ始まる。2009年の運休以来、15年ぶりの「復活」。期待と同時に不安の声も交じる。...
2人の少年が天の川を旅する『銀河鉄道の夜』は宮沢賢治の代表作ともいえる作品だが、何度も改稿を繰り返し、ついに完成することはなかった。...
地球温暖化に対策は打てるのか。アゼルバイジャンで国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が開かれた。県内では紅葉が遅れに遅れたさなか。...
漁船いっぱいに広がるザリガニのような生物。日本が海洋放出した原発処理水の影響で巨大化したという。だが、言われてみると、海に浮かぶ船の外側に人がいる。...
数年前、英国のコンサル会社が交流サイト(SNS)の個人情報を不正に利用し、有権者を誘導する工作を行ったとして騒動になった。...
数年ぶりに歯科医にかかった。奥歯に強い痛みを感じて、駆け込んだ。前に治療した歯に抱えた違和感を放っておいたのが悪かった。生きるため大切な器官だと実感させられる。「歯が立たない」「歯止めをかける」「歯牙にもかけない」。...
体づくりや変化球などの身体的な目標以上に、メンタル、人間性など精神面の項目が特徴的だ。...
「おひとりさま消費」と言うと行動の嗜好(しこう)や商機と捉えて肯定的な響きもなくはない。それが「おひとりさま社会」となると孤独やわびしさを感じてしまう。...
「自分の特性と向き合うのは大変。でもやりがいのある仕事に就きたい」。働くことを真剣に考える姿勢が伝わってきた▼知的障害のある生徒が就労を目指す「さくらの杜(もり)高等支援学校」(大分市)で企業向け見学会があった。...
1981年から収集を始めたという日本画に特化したコレクションは、1100点に上る。94年に開館した二階堂美術館が30周年を迎えた。...
怪しいメールが届いた。「大変お世話になった。今度会ったときに先日のお礼がしたい」といった内容で、文末には体調を気遣う記述がある。誰なのか名乗っていないし、知らないアドレスなので無視した。...
何げなく手に取った本が新しい興味の世界にいざなってくれる、そんな体験は読書の醍醐味(だいごみ)だろう。筆者には全く門外漢の漢詩の世界を垣間見せてくれたのは、葉室麟の歴史小説『雨と詩人と落花と』。...
「合理的配慮」が定着しつつあるが、社会福祉法人「太陽の家」理事長の山下達夫さんはこの言葉への違和感を訴える。...
秋の深まりと、冬への備えと。両方が同時進行するのが11月だと思っていた。7日は立冬。七十二候だと12~16日が「地始凍(ちはじめてこおる)」。暦の上では冬の足音を感じる言葉が並んでいる。...
夜の田舎道でシカを見かけた。数十年前には通り周辺で姿を見るようなことはなかった場所なので、ちょっと驚いた。初めて耳にした鳴き声は意外と甲高い。松尾芭蕉の句に「びいと啼(なく)尻声悲し夜の鹿(しか)」とある。...
河川敷に広げられたござに腰を下ろした大勢の家族連れ。夜間、かがり火をたいて繰り広げられた「合戦絵巻」を見物する光景は行事の歴史は浅いながら祭りの原風景を感じさせた。...
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは発酵文化の奥深さにとりつかれ、全国を回って情報発信している。...
与党として臨んだ10月下旬の総選挙で、自民・公明両党は過半数割れ。派閥裏金事件に端を発し、有権者の不信を買った政治はしばらく混迷が続きそうな状況になっている。...
昨年福島第1原発を視察した折に、東京電力の廃炉資料館(福島県富岡町)を訪れた。原発事故の振り返りや作業員たちの思いなどの展示と共に、溶融核燃料(デブリ)の取り出しに関するコーナーもあった。...
自宅でテレビを見ていたら画面の一角に黒いしみが現れ、みるみる全体を覆った。音声は聞こえるが映像は途絶え、画面はチラチラと点滅を繰り返すだけ。業者に点検してもらうとやはり故障。...
4年前の前回以上に共和、民主両党の大接戦になるとの大方の予想に反して、早い段階での決着だった。アメリカはどこか変わってしまったのだろうか…。そんなことを感じた大統領選だった。...
本屋に行くとなぜかトイレに行きたくなる。この状態を「青木まりこ現象」と呼ぶ。雑誌への投稿記事が発端で、作家の椎名誠さんが命名した。...
しばらく前からクモとの攻防が続いている。洗面台の前、窓辺に薄く広く糸を張る。毎朝、巣の成長ぶりを眺めながら、目に余るようになれば払うようにしている。...
「伝える」と「伝わる」。違いはたった一文字なのに、実のところ、その隔たりは受け手に聞くまで分からないし、後になってすれ違いに気付くこともある。...
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