慌ただしさに紛れて、気づかぬうちに浅くなっていた息をゆっくり吐き出す。呼吸に合わせて屈伸すると、いつもより遠くまで手が届く▼会社の保健指導をきっかけに、ヨガ教室に通い始めた。...
吉田拓郎に『真夜中のタクシー』という歌がある。軽妙な曲に乗せ、運転手と乗客の会話劇で「いま」をうたっている。...
「私はあなたの意見には反対だ。だが、あなたがそれを主張する権利は命を懸けて守る」。...
歓喜と悲鳴、嘆息と消沈に包まれた丑(うし)三つ時(午前2時~2時半)であった。きのう、森保ジャパンはサッカーW杯決勝トーナメント初戦で燃え尽きた▼王国は強かった。...
8年前の本紙『読者文芸』欄で優秀作に輝いた一首がある。〈若者の十倍速と誰か云(い)う老いの一日ほんとに早い〉佐伯・宮脇シズコ▼選者は評した。「月日のたつ早さを十倍速と表現したのが面白い。...
唐揚げと鳥天、あなたはどっちが好き? 2年前、読者諸賢にネットで尋ねたことがある。鶏肉大好き県・大分である。約2千人が回答した▼唐揚げ派が6割を占めた。...
『ターミネーター』は1984年公開のSF映画。...
睦月に始まり師走に終わる和風月名で、水無月は6月とされている。カレンダーにも併記されていることが多いが、本来は旧暦だから6月末から8月初めまでの期間に当たるという▼初夏の新緑から深緑へ。...
点滴石をうがつ。悪質運転の「罪」にあらがう被害者遺族の執念を、右記の故事に例えて3年前の当欄に書いた。...
昭和を代表する女性俳人の一人、中村汀女(ていじょ)(1900~88年)は熊本市に生まれ育った。...
闇市が並び、軍服姿の旧日本兵がさまよっていた終戦直後である。社会の秩序をどう安定させるか。1946年春、インフレ策で国は「物価統制令」を出した▼食料品、衣類、加工賃など対象の品目・サービスは1万件に及んだ。...
炎天下。どんなに暑かろうと無言でジッとたたずんでいる。その存在はどれだけ心強く、ありがたいか。硬貨を投じてボタンを押すと、キンキンに冷えたドリンクを排出する▼冬も頼りになる。...
通勤列車で、向かいのシートに高校生3人が座った。1人はこんがり日焼けしている。部活に汗しているのだろう。他の2人は美白であった▼車両は混んでいた。...
徳川家康は健康オタクだった。漢方を学び、自ら薬を調合。日々の食事にも気を配り、75歳という長寿を全うした。NHK大河ドラマ『どうする家康』の時代考証を務めた静岡大名誉教授の小和田哲男さんが語っている。...
アフリカ最西端の島国らしい。思わず地球儀で確かめた。開催中のサッカーW杯北中米3カ国大会で話題をさらった。大会初出場にして1次リーグで優勝候補スペインと引き分け。...
ただいま、と家に帰る。電気をつける。荷物を置く。手を洗い、部屋着になってリビングに腰を下ろす。ほっと一息、さて次に何をするか▼TV(テレビ)をつける--のは古いニンゲンの営みらしい。見たい番組は特段ない。...
約四半世紀前だ。日米共同訓練の反対集会に、迷彩服のお偉いさんが乗り込んできた。2002年11月18日、場所は日出生台(ひじゅうだい)演習場の正面ゲート前(由布市湯布院町)だった▼部下の制止を振り切り、ほえた。...
むかーし昔、秀麗でハンサムな由布岳(1583メートル)と、筋骨たくましい祖母山(1756メートル)は恋敵(こいがたき)となった。二つの男山がホレたのは見目麗(みめうるわ)しい鶴見岳(1375メートル)である▼火花が散った。...
きのう朝方のサッカーW杯日本―オランダ戦は、値千金の引き分けもさることながら、元日本代表の司令塔・本田圭佑(けいすけ)さん(40)のNHK解説が痛快だった▼「(相手選手が)押してるてレフェリー! アカンやん、これ」「11番がめっちゃウザい...
「上中上市町」や「桜町」。大分市中心部の商店街などで見慣れない町名に出くわしたことはないだろうか。...
「桑田佳祐って誰?」と娘に聞かれた。最新アニメの主題歌を歌っているらしい。「サザンオールスターズという有名なバンドのボーカルで昭和・平成ポップス界の大御所」と説明した。...
教師にでもなろうか。もう教諭にしかなれない――労働力が引く手あまただった昭和の高度経済成長期、教員は「でもしか先生」と呼ばれた▼ベビーブームで教室が足りず、教員も不足した。さりとて有望な人材は一般企業へ流れる。...
大衆的な雰囲気ながら、粋な空気をまとっている。...
棋譜(きふ)を汚さない。それは将棋界で最も重要な礼儀作法とされる。...
大分を象徴する曲は何か。聴けば「知っちょん!」と県民全員が得心し、おもむろに口ずさめる歌といえば何だろう。昔、首都圏に暮らす大分県人らと東京で論じ合ったことがある▼盛り上がった。...
国民が「えッ!?」と目を疑った首里城(那覇市)の炎上から6年7カ月がたつ。内閣府は先週4日、復元工事を進める正殿が11月22日に完成し、翌23日から一般公開すると発表した▼目もアヤな紅色の雄姿がりりしい世界遺産の国宝である。...
夏目漱石の本名は金之助。漱石とは中国の古典『晋書(しんじょ)』などにある故事成語「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」に由来する。「石に漱(くちすす)ぎ、流れに枕す」という意味で、負け惜しみが強い、屁理屈をつけるなどの意味。...
琴線に触れる音楽に出合うと幸せな気分になる。ジャンルを問わず、誰しも味わうことができる喜び。...
5日前に鬼籍に入った歌手菅原洋一(享年92)は、2020年に出したアルバムに演歌『雨やどり』を収録している。都はるみの曲(1977年)をカバーした▼歌詞にある。...
昭和の終焉(しゅうえん)が近づいていた。どんな手を打てば、低迷する大分県の競技力を高められるか。つまり「スポーツ大分」をどう再建するか。...
4日付の紙面はこちら