地域の未来をどう描くか。 11月18日に起きた大分市佐賀関の大火。暮らしを奪われた被災者の多くが、地域の皆と共に過ごす生活に戻りたいと訴えている。地区に息づいた支え合いは、高齢者らの逃げ遅れを防いだ。少子高齢化で地域の力が失われる中、...
能登半島地震から2年となる。2024年1月1日、マグニチュード(M)7・6の地震で、石川県で最大震度7を観測。8カ月後の9月には記録的豪雨が発生し追い打ちをかけた。被災地の復興はまだ遠く、全国から息の長い支援が必要だ。 地震による死者...
驚きと混乱の1年であった。今年1月にドナルド・トランプ氏が米国の大統領に再就任して以来、世界中が同氏の言動に振り回されてきた。 トランプ外交は戦禍に見舞われたウクライナや中東における和平仲介努力を含め評価すべき点もある半面、自国利益を...
日本の大型主力ロケット、H3ロケット8号機が打ち上げに失敗した。H3は1号機打ち上げに失敗したものの、その後は5回連続で成功。エンジンの改良など高度化の取り組みが進む中、足をすくわれた格好だ。 もう一つの主力ロケットとして開発中の小型...
今年はどんな大分県発のネットニュースが読まれたのか。 大分合同新聞ウェブサイトGate(ゲート)で関心が高かった配信記事は、読者に募った「あなたが選ぶ県内10大ニュース」(23日発表)と様相が異なる。その上位の顔触れは興味深い。 ...
介護保険サービス利用時の自己負担(原則1割)が2割となる人の対象拡大を検討してきた政府は、目指した年内決定を見送った。2026年度末までに可否を判断する。 政府は医療分野でも、70歳以上の外来受診費の自己負担上限引き上げ、受診時の窓口...
政府は2026年度の診療報酬改定で、医師の技術料や人件費に当たる「本体」部分を3・09%引き上げることを決定した。一方で「薬価」部分を0・87%引き下げ、改定率は全体で2・22%のプラスとなる。 改定は2年に1度。医療費抑制のため14...
政府は物価高対策の一環として、自治体に「おこめ券」の配布を促している。 だが消費者は負担軽減を実感できるのだろうか。中長期的な生産者支援にも結び付きそうにない。コメの消費を下支えするためだとしても、あまりに小手先のやり方だ。次の一歩に...
政府の予算案や法案、政策を厳しくチェックする審議は、国会の重要な使命だ。その意識がいま、希薄になっているのではないか。 高市早苗首相にとって就任後初めての臨時国会。最大の焦点は、物価高対策を含む2025年度補正予算だった。そもそも補正...
首都直下地震の新しい被害想定がまとまった。最悪の場合は1万8千人が死亡し経済被害は82兆円超に上るという。大津波を伴う南海トラフ巨大地震に比べると少ないものの、東京を直撃するだけに国難として捉え十分に備えなければならない。 2013年...
高市早苗政権が初めて臨んだ2026年度税制改正大綱が決まった。所得税が生じる「年収の壁」を大幅に見直すなど減税策が際立つ内容だ。 国民生活に一定の恩恵があるのは確かだが、野党の要求する減税策をここまで丸のみしたのには疑問が残る。政権維...
表面的な金利水準は高くとも、物価高を抑えるにはまだ力不足だ。日銀はインフレを抑制し、持続的な景気拡大へつながる金融政策に努めてもらいたい。 日銀は金融政策決定会合で、政策金利の0・75%への引き上げを決定した。昨春にマイナス金利をはじ...
安倍晋三元首相銃撃事件の裁判員裁判が結審した。計15回にわたった奈良地裁の審理で明らかになったのは、事件そのもの以上に山上徹也被告(45)のあまりにも壮絶な生い立ちであった。 いかなる理由があろうとも、殺人が許されないことは論をまたな...
厚生労働省は子どもを産み、育てやすい社会を目指す少子化対策として出産にかかる費用を無償化する方針を固めた。医療機関ごとに異なる分娩(ぶんべん)費用に全国一律の基本単価を設け、全額を公的医療保険で賄う方向だ。 来年の通常国会に関連法案を...
大分市の佐賀関大火はあす18日で発生から1カ月となる。官民の支援が続いているものの、現場はまだ本格復旧の緒に就いていない。これから先の「復興」には力強さと迅速さが不可欠だ。そのためにも高市早苗首相に被災地の視察を求めたい。 2016年...
国際紛争を助長しないために設けた歯止めが失われようとしている。平和国家の姿勢が問われる重大な方針転換だ。結論ありきの手続きにも疑問を抱かざるを得ない。 自民党は、高市早苗首相の意向を踏まえ、国家安全保障戦略など安保3文書の改定作業を前...
厚生労働省は、医療費の支払いに月々の上限額を設けて患者の負担を和らげる「高額療養費制度」の見直し案を専門委員会に示した。昨年末にまとめられた厚労省案は極端な負担増に批判が相次ぎ、今年3月にいったん凍結。患者団体代表も専門委に参加し、新たな...
「仲の良かった親友グループから避けられるようになった。つらい。この世からいなくなりたい」「家と学校が苦手。今すぐ死にたい」――。 深刻な悩みを抱えた小中高校生らが電話やオンラインでSOSを発する。その受け皿になっているのが、18歳以下...
家計の安定や暮らしを守る上で欠かせない「金融リテラシー」で、大分県は全国水準を大きく下回っている。金融広報中央委員会の2022年調査では金融知識の正答率が下位に沈み、過去の調査より低下傾向が続いている。県民の金融リテラシー不足は地域全体の...
青森県東方沖を震源とする地震で、気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。2022年に運用が始まってから初めてで、1週間ほど注意が必要になる。 日本海溝・千島海溝沿いで大きな地震が発生すると、その影響で新たな大規模地震が起...
台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に端を発した日中対立が、偶発的衝突の一歩手前までエスカレートした。これ以上緊張を高めてはならない。両国は首脳対話を通じた事態の沈静化を急ぐべきだ。 沖縄南東の公海上空で、中国海軍の空母から発艦した戦...
「住み慣れた地域で再び暮らしたい」--。大分市の佐賀関大火(11月18日発生)の被災者から、現場周辺での仮設住宅建設を望む声が出ている。住民に寄り添うためにも大分市と大分県は早期整備を急ぐべきだ。 避難所の佐賀関市民センターには8日正...
働く人たちの賃金や勤務時間をめぐるルールは社会のあり方を変容させる。政府は労働時間規制の緩和の検討に入った。 高市早苗首相は「心身の健康維持」と「従業員の選択」を前提に、労働時間の規制緩和を検討するように求めるが、目的をもっと明確に示...
今年のインフルエンザを侮ってはならない。例年より1カ月早く流行の拡大局面に突入。大分県は8週連続の増加で、豊肥を除く7保健所管内で警報レベルとなった。学校行事の多い時期と重なったことなどから感染者の約9割を20歳未満の子どもや学生が占める...
高市早苗首相の肝いりで「スパイ防止法」制定の動きが加速している。実現すれば一般市民にまで波及して、監視が強まる懸念が拭えない。 戦前の思想弾圧のような過ちを繰り返してはならない。いま本当に必要な法整備なのか、エビデンス(根拠)に基づく...
どろりとした膿(うみ)が一気に吹き出た感がある。 大分市は入札妨害事件で新たに幹部職員ら3人を減給の懲戒処分にした。一方、部落解放同盟などに絡んだ官製談合で市の第三者委員会は長年の入札情報漏えいを認定。「前例踏襲や事なかれ主義が幹部職...
公益通報者保護法は、企業や自治体の不正行為に声を上げる内部告発者の保護を定める。だが告発者つぶしの動きは後を絶たない。福岡県は県道整備を巡る用地買収の内部資料が報道機関に漏えいした疑いがあるとして、買収に関わった職員100人近くから事情を...
衆院議員定数の削減法案に関し、自民党と日本維新の会は、法施行から1年以内に与野党間で結論が得られなかった場合、現行定数465の約1割を削減することで合意した。両党内の調整が付けば、法案に小選挙区で25、比例代表で20の削減が明記され、今国...
高市早苗首相の台湾有事が存立危機事態になり得るとの発言で日中関係が悪化する中、米中や日米関係にまで影響が及びかねない事態になった。 中国の習近平国家主席はトランプ米大統領と電話会談し台湾問題の重要性を強調、これを受けトランプ氏は高市氏...
ワシントン条約の締約国会議の委員会は、ニホンウナギを含むウナギ全種を規制対象にするとの欧州連合(EU)などの提案を否決した。関係者は安堵(あんど)しているが、ウナギ類の国際取引や漁業が極めて不透明だという事実に変わりはなく、ニホンウナギの...
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