ラグビーW杯は大分県に何をもたらすのか。新しい時代を歩む大分の“これから”を追う年間企画「切り拓(ひら)け~おおいた新時代」。1次リーグ3試合と準々決勝2試合の計5試合を開催した「OITA」は海外から多くの観戦者が訪れ、大会期間中は熱狂に沸いた。W杯フィーバーの日々を各記者が記録し、長期連載では、世界的なスポーツイベントを地方都市で受け入れる意味と意義を考えた。
※大分合同新聞 朝刊1面・おおいた総合面 2019年1月1日~2019年11月29日掲載
ラグビーワールドカップ2019組織委員会 嶋津昭事務総長 ポイント ラグビーW杯日本大会 ――国内12開催都市とのパイプ役としてラグビーワールドカップ(W杯)の準備に携わってきた。開幕直前の今の状況は。 「既に日本で事前キャ...
20日に開幕するラグビーW杯日本大会に向けて、同組織委員会は6 日、公式ボランティアのユニホームなどグッズ一式を試合会場となる昭和電工ドーム大分(大分市横尾)で配布した。...
大分市がJR大分駅前の大分パルコ跡地(府内町)で整備を進めてきた「祝祭の広場」が完成し、7日、記念式典があった。ラグビーワールドカップ(W杯)開催期間中は「大分市版ファンゾーン」として活用し、パブリックビューイングなどで国内外から訪れた観...
佐藤樹一郎・大分市長(61) ――20日から始まるラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、開催都市の大分市は西日本最多の5試合を受け入れる。 「準備は万全だ。公認キャンプをするフィジー、ウルグアイ両チームの練習場所の整備も終わ...
長野恭紘・別府市長(44) ――ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会がもうすぐ始まる。公認キャンプ地・別府市の受け入れ状況は。 「天然芝のグラウンドや高機能のトレーニング施設を整備し、ハード面ではこれ以上ない準備ができた。中心街...
山田耕司・県ラグビー協会長(63) ――大分がラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開催地に立候補したのは2014年秋だった。 「県と県協会が『相乗り』して準備することが成功の道だと信じてきた。機運醸成に向けて考えたのは『まず...
官民組織「OITAノーサイドクラブ2019」 平倉二三雄会長(71) ――強豪チームが大分に集う。県民に感じてほしいことは。 「テレビでもいい。一流の『本物』を見てもらいたい。素晴らしさが分かってもらえるはずだ。ラグビーは相手...
ラグビーW杯大分開催で観客をスムーズに輸送するため、官民でつくる県推進委員会は11日、大分市中心部で交通規制のテストをした。...
ラグビーワールドカップ(W杯)大分開催を前に、県警は6日、警備広報訓練を大分市福宗の県警察学校で実施した。...
広瀬勝貞知事(77) ――待ち望んだ大舞台が目前に迫った。 「ラグビーワールドカップ(W杯)の対戦カードが決まった時は、耳を疑うほどだった。すごいチームばかりで、しかも5試合。これは準備が大変だ、と心配になったのを思い出す」 ...
ラグビーワールドカップ(W杯)大分開催を前に、JR九州大分支社と県警は12日、大分市要町のJR大分駅で不審者や爆発物への対処訓練をした。...
別府市は12日、ラグビーワールドカップ(W杯)に向けて関係機関による合同会議を市役所で開いた。ニュージーランド(NZ)代表選手との交流イベントや観戦客のおもてなし、輸送、危機管理など各機関の対応を共有。...
オールブラックスを迎える朝、街は浮き立つような気分に包まれていた。 今月7日、ニュージーランド(NZ)北部の都市ハミルトン。2週間後に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に向け、この地のワイカトスタジアムでNZ代表チームの最...
ニュージーランド(NZ)の最大都市・オークランド市の北部にあるイーストコーストベイズ・ラグビークラブは、子どもから大人まで約720人が所属している。 日曜の8日は朝から、11歳以下のチームの練習試合が組まれていた。鋭い突破やタックル、...
真っ白な湯柱は高さ30mに達する。南半球最大という「ポフツ間欠泉」に見物客の歓声が上がった。 ニュージーランド(NZ)北部のロトルア市にある温泉観光施設は、辺り一帯に硫黄の香りが漂う。 広大な敷地内には天然湯の池や泥湯……。趣は別...
ニュージーランド(NZ)のオークランド市で自動車販売業を営むディレック・ジョーンズ(47)は、アルバムを取り出すと太い指でページをめくった。 ロトルア市内の高校1年だった。1989年2月に海を渡り、別府市の別府鶴見丘高に2年間通った。...
ラグビーのニュージーランド(NZ)―トンガ戦を翌日に控えた6日夜、北部の都市ハミルトンの中心部にあるホテルに「満室」のランプがともった。 試合会場のスタジアムに面した好立地。24ある客室の約8割を報道関係者が占めた。「ビッグゲームだか...
ニュージーランド(NZ)北部のロトルア市。日本人の一家が住むアパートの一室は、ラグビーグッズがあふれていた。 ホテル料理人の佐藤未来(みらい)(35)=横浜市出身、妻の海香子(みかこ)(31)=福岡県岡垣町出身=は現地で結婚して6年に...
NHK大分放送局ディレクター 阿部公信(36) ラグビーW杯大分開催の初戦(10月2日)に登場するのが、オールブラックスの愛称で知られるNZ代表。NHK大分放送局では前日の同1日、これまでW杯を3回も制したこのチームの強...
NHK大分放送局アナウンサー 寺沢敏行(47) ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に向けたニュージーランド(NZ)代表チーム「オールブラックス」の最終テストマッチに合わせて、私たちNHK大分放送局の撮影クルーは、NZ北部の都市...
大分市東大道の赤松成(せい)さん(88)は、20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)を支える全国最年長の公式ボランティアだ。自宅近くにできる交流拠点ファンゾーンで美化などを担当する。米寿の節目に、やってきた「一生に一度」の機会。...
ラグビーワールドカップ(W杯)の機運を高めようと、宇佐市は15日、同市院内町の平成令和の森スポーツ公園でタグラグビーの体験イベントを開いた。国内トップリーグの選手らが指導し、子どもたちが競技の魅力を体感した。...
ラグビーワールドカップ(W杯)で訪れた外国人観戦客らに大分のラグビー文化を発信するため、大分市は歌手松任谷由実さんの名曲「ノーサイド」の英語版を作成した。W杯関連のイベント会場や街なかなどで流す。...
店内を彩る万国旗。テーブルに置かれたラグビーボールが「豪傑たち」を待っている。 13日夜、大分市中央町のアイリッシュパブ「THE HIVE(ハイヴ)」。いつも通りにビールを振る舞う英国風の店は、開幕が近づくラグビーワールドカップ(W...
作業員がシート状の芝を敷き詰めていく。鮮やかな緑がスタンド間際に迫る。 大分市横尾の昭和電工ドーム大分で11日、ピッチの四方に天然芝を継ぎ足し、その周囲を人工芝で埋める工事が始まった。 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は、1...
「ハロー。ユアネームプリーズ」。3連休中日の15日。大分市都町の「アートホテル大分」のフロントスタッフは、台湾から来た4人家族を英語で出迎えた。 「近くにいいレストランはありますか?」。そう問われて広げたのは、ラグビーワールドカップ(...
「ご協力をお願いします」。大分市の南下郡東下交差点に、拡声器を通した警察官の声が響く。一般車両が開けた道を、バスが走り抜けた。 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開幕まで1週間余りとなった11日。官民でつくるW杯県推進委員会は、...
キックオフまで2時間――。6日夕、埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場に、桜のジャージーをまとったファンが長蛇の列をつくった。 開幕が目前に迫るラグビーワールドカップ(W杯)で、日本代表はどこまで戦えるか。強豪・南アフリカを迎えた壮行試合は注...
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日に東京・味の素スタジアムで開幕し、日本がロシアと対戦する。4年に1度の祭典は世界三大スポーツイベントといわれ、アジア初開催。20チームが参加し、11月2日の決勝まで全国12会場で計48試合の...
ラグビーワールドカップ(W杯)が20日に開幕する。...
11日付の紙面はこちら