福田康夫元首相は自民党総裁選で、総理の資質を問われ「辞める時の決断」を挙げた。...
別府短編映画制作プロジェクト「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」は、人気双子レスラー「斉藤ブラザーズ」の起用など、全日本プロレス全面協力の撮影が話題を呼んでいる。...
「ところでアンタ、行った?」「どこに?」「参院選ちゃ」「何かえ、トキハのザ・ドリフターズ展かと思った」「ダメだこりゃ」▼「雪辱したタダトモさんは泣きそうな顔で万歳しよった」「報道じゃ序盤の『リード』から終盤は『互角』になったけんな」「大分...
選ばれたのはステーツマンかポリティシャンか。ともに政治家の意味に用いられるが、使い分けることもある。...
江戸時代の村は入札(いれふだ)という選挙で村役人を選んだ。役人のあり方や選出方法は、それぞれの村に任されていたという(柿崎明二『「江戸の選挙」から民主主義を考える』)▼民主主義は輸入されたというイメージが強い。...
ガンガン肌灼(や)く日差し。日焼け対策してますか? 江戸時代にも日傘がはやった。「男女に限らず青紙を貼った日傘を差す者が多い。人混みでは邪魔だ」として幕府が禁止したほど。...
「風呂キャンセル界隈(かいわい)」。理解できる読者は少数派に違いない。流通業界紙の見出しで知った。「紙面を組む整理担当者はどんなセンスだろう」。...
高射砲の音に防空頭巾を幼子にかぶせ、防空壕(ごう)へ向かう前書きが象徴的だ。第2次世界大戦の末期を実況しながら物語をつむぎ始める。...
「魅力ある候補者がいなくて誰にも投票したくない。だけど国政は変えたいから選挙には行きたい。どうすればいいですか?」▼数年前、ミュージシャン星野源(44)の深夜ラジオ番組にリスナーから質問が寄せられた。...
“学者の国会”とも呼ばれるそうだ。科学者を代表する機関「日本学術会議」。来年10月に特殊法人へと移行する。...
バブル景気の象徴といえば、いわゆるボディコンのお嬢さん方がディスコのお立ち台で扇子をふりふりしている狂騒シーンだろうか。列島はわれを失っていた▼かくいう大分県も浮かれていた。...
生活情報誌『暮しの手帖』は戦後間もない1948年に創刊。編集長は花森安治。商品テストを繰り返し、生活を豊かにするための情報発信に心血を注いだ。...
水田地帯の一画で夕刻、休耕田を覆うように茂ったヨシの中から「ギョギョシ、ギョギョシ。ギシ、ギシ…」と、よく響く鳴き声がした。...
作詞家の故・阿久(あく)悠(ゆう)さんは高校野球を愛した。空の色、雲の形、選手の表情、1球の機微――。独自の「情緒的スコアブック」にそれらを克明に記録した▼甲子園は1970年代から春夏の全試合をウオッチした。...
米騒動、物価高、格差社会、疫病の流行、戦争…。現代の話ではない。1918(大正7)年の日本である。歴史は繰り返すというが、いやはや▼14年にヨーロッパで始まった抗争が第1次世界大戦に発展。...
日本中を揺るがす、信じられないニュースが駆け巡ったのは3年前のきょう。やはり選挙戦のさなかだった。元首相、安倍晋三氏が銃撃され命を落とした。...
ソフトクリームは和製英語である。...
なかなかご尊顔をお見かけしないと思っていたら、元々5千円札の新規発行数は他のお札よりかなり少ないんですね。そういえば前任者も女性でした。...
先月、小欄で梅を本みりんに漬けた自家製の梅酒について触れたところ、販売しなくても違法な行為に当たると、読者からご指摘を受けた。...
酔いがさめただろうか。ハッとわれに返っただろうか。飲酒検知を求められ、「夢であってくれ」と闇夜を仰いだであろうか▼例の大分県幹部職員による自転車の酒気帯び運転である。...
巧言令色。論語にある。「子曰(いわ)く、巧言令色、鮮(すくな)し仁」。孔先生がおっしゃるには、言葉巧みにおべっかを使ったり、取りつくろった表情ばかりしている人は仁徳に欠ける―そうだ。...
東京・恵比寿の都写真美術館で開かれている企画展『ヒロシマ1945』は、見る側の魂を静かに揺さぶる。モノクロで写し取られた惨状の「念」なのか。...
「政治や世の中の動き、いま話題の事柄を鋭く、時には風刺の効いた、心温まる筆致で描きます」。「東西南北」をPRするようでおこがましいが…。...
ちょっと前に雑煮やおせちを食べたと思っていたら、もう6月も最終日である。ドイツの詩人は言った。〈人生は退屈すれば長く、充実すれば短い〉。さて、あなたの2025年上半期はどうでしたか?▼思えばこの半年で世の中は激変した。...
上部からいえば「脳」に始まり、「腕」「胸」「肺」「股」「脚」、全身を覆う「肌」などなど。体の部位を表す多くの漢字の部首に「月」(にくづき)が用いられている。...
雨虎。読めますか? 答えは海の生き物「アメフラシ」。名前は放出する紫色の液体の広がる様が雨雲のようなことから。漢字は体表の模様からだそう▼きのう梅雨明けし、雨雲は当分広がらなさそうだ。...
ホーバークラフトがようやく来月から定期運航する運びと相成った。七転八倒の末の「いざ出航」である。誠に喜ばしい▼喜ばしいけれど、はて、感涙にむせぶほど歓喜する県民はどれぐらいいるだろう。素直にことほぎたい。...
『ドラえもん』のひみつ道具で実現してほしいのは「どこでもドア」か「タイムマシン」「もしもボックス」だろう。漫画はしばしば未来を予見していた。...
梅雨の茶話(さわ)。キャバレーの話をしよう。先週の小紙に、かつて別府市北浜にあった「クラブ銀座」の名物ママをしのぶ記事が載った▼旧懐の情を抱いたあなたはご年配の方だろう。...
〈「戦場の地獄」語る〉〈家族の肉片膝にべったり〉。本紙23日付おおいた総合面の見出し。住民が巻き込まれる地上戦となった沖縄戦は、一般県民9万4千人が犠牲になった。4人に1人ともいわれ、想像を絶する。...
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