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日田杉でエコなストロー 高瀬文夫商店が考案

 日田市東有田で木材加工を手掛ける高瀬文夫商店(高瀬加津男社長)が日田杉を活用したストローを商品化し、21日に市役所で関係者に披露した。プラスチックゴミによる海洋汚染問題をきっかけに考案。事業計画は経済産業省の「地域産業資源活用事業」として、模範的なモデルと認定された。
 高瀬文夫商店はかまぼこ板の製造が専門。高瀬社長によると、昨年2月にプラスチックゴミ問題の報道を見て、「軽くて加工しやすい日田杉の特長を生かし、ストローを作ることはできないか」と考えたという。
 漆器製造の「木の蔵仙遊(せんゆう)」(石橋仙二代表、市内小迫町)と協力しながら着手。試行錯誤を重ねた。木を筒状にくりぬいた試作品は「飲み口が太すぎる」と断念。ペーパー状の杉材(厚さ0・15ミリ)を巻いて作ると飲みやすく、木目の美しさも引き立つことが分かった。同じ杉材を使って焼酎のお湯割りなどにも使える耐熱性のコップも一緒に製造した。
 10月にストローの販売を開始した。飲み口の太さにより2種類あり、長さはいずれも20センチ。価格は直径5ミリが1本500円(税別)、12ミリが850円(同)。使い捨てではなく、自然素材志向のニーズにも合致したようで、30、40件の問い合わせがあるという。県外百貨店からも寄せられている。
 市役所のお披露目式で、村井尚副市長は「大変な苦労があって驚いた」。九州経済産業局経営支援課の大和暢子課長補佐は「大きく羽ばたく事業になってほしい」と述べた。
 認定書を受け取った高瀬社長は「海洋汚染の心配がなく、エコで安心な商品。多くの店で使ってもらえるよう、努力を続けたい」と話した。
※この記事は、10月22日大分合同新聞朝刊15ページに掲載されています。
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