米国のIMGアカデミーに到着した大分県の子どもたち=米フロリダ州(提供)
米国の名門スポーツ選手養成校「IMGアカデミー」のサマーキャンプが27日(現地時間)、米フロリダ州の専用施設で始まる。県内から選抜された小中学生7人がプロの特訓を受ける。世界中から集まる数千人のジュニア選手と一緒に、5日間の日程で最高レベルの技術を学ぶ。
7人はテニス、バスケットボール、サッカーの3競技で男子5人、女子2人。25日に羽田空港から米国へ向けて出発し、現地入りした。
参加者は4月に豊後大野市であったIMGのスポーツ教室で選ばれた。3競技を合わせて県内外の454人の中から、県外5人を含む12人を決定した。
IMGアカデミーの名誉コーチを務める佐藤政広さん(杵築市)は「スポーツのうまさに加え、コートやフィールドでの行動が評価された。フロリダにはコーチ陣、革新的なプログラム、世界最高峰の施設がある。ジュニア期にその本質に触れてほしい」と話した。
12人のうち最優秀の6人は、IMG側が現地でのレッスン料と飲食・宿泊料を全額負担。残る6人も一部を負担する。県はジュニアアスリートの世界進出を支援するため、県内の7人に渡航費の75%を補助する。
IMGアカデミーはテニスの錦織圭選手ら世界トップクラスのアスリートを輩出しており、世界中の有望ジュニア選手の育成に力を入れている。県によると、サマーキャンプは11競技のトレーニングがあり、約80カ国からおよそ7千人が集まる。
県内からの参加者は次の通り。
【テニス】▽男子 徳田咲翔(10)=大分市▽女子 渡辺萌笑(13)=日出町【バスケットボール】▽男子 衛藤彩人(12)=豊後大野市、矢野快(14)=大分市【サッカー】▽男子 九鬼丸拓光(10)清原大絆(14)=以上大分市▽女子 小田せな(12)=大分市
■大分市で来年3月、コーチを招いた教室
県は来年3月、大分市の大分スポーツ公園で、IMGアカデミーのコーチを招いたスポーツ教室を開く。米国でのサマーキャンプに参加するジュニア選手の選抜を兼ねる。対象競技を増やす方向で調整している。
県スポーツ振興課によると、今年4月に豊後大野市であった教室には東京都、神奈川県、大阪府などからも参加があった。継続的に開催できればスポーツ観光の効果も期待されるという。
佐藤貴広課長は「日本全国からジュニアアスリートが集まる大分県にしていきたい」と話した。