記者会見する高橋正人弁護士=15日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
東京都小金井市のライブ会場で2016年、ファンに刺され一時重体になった冨田真由さんの代理人の高橋正人弁護士が15日、東京都内で記者会見し、受刑者の状況を被害者に通知する制度を巡り、出所後の住所について十分な情報が提供されていないとして「身を守るために最低限の情報を」と要望した。
オンラインで会見に参加した冨田さんの母親は「加害者が出所すれば家族も心配は絶えない。一生恐怖を感じないといけないのか」と報復に不安を訴えた。
事件は16年5月に発生。当時20歳の冨田さんは岩崎友宏受刑者(37)にナイフで首などを刺され、一時重体となった。殺人未遂罪などに問われた岩崎受刑者は17年に懲役14年6月の判決が確定した。
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