【ソフトテニス女子団体決勝】優勝が決まり、目に涙を浮かべる明豊の選手たち=クラサスコート
ソフトテニス女子団体は明豊が大分商との接戦を制し、連覇を6に伸ばした。小林司主将(3年)は「自分たちらしい攻めのプレーができた。応援も力になった」と白い歯をこぼした。
2試合が同時に進行し、中嶋恋暖・片山伊織(2年)が幸先よく先取。1―1で迎えた最終試合はエース格の小林・久保日葵(3年・2年)が臨んだ。
小林は「きつい練習も乗り越えた。楽しむことを意識した」。常に先手を取り、粘る相手を振り切った。優勝が決まると選手たちは抱き合い、涙を浮かべて喜んだ。
西村知樹監督は好調を維持する大分商を意識。「どうすればライバルに勝てるか」と、普段と異なるペアを組む奇襲に出た。見事にはまり「常に試合をコントロールできた」と胸を張った。
【ミニインタビュー】
ソフトテニス女子団体で準優勝した大分商の岡本みひろ副主将(3年) 絶対に勝ちたいと気合を入れて試合に臨んだ。ほんの少しの差で負けてしまった。とても悔しいけど、最後まで諦めずに戦った。成長した姿を見せられたと思う。
ソフトテニス男子団体で第3シードから頂点に立った大分商の森迫翔主将(3年) ベンチも一体となって戦った結果。学校生活から見直し、試合を意識した練習を重ねてきた。1日からの個人戦でも全ペアが上位を目指す。
〈ソフトテニス〉
(クラサスコート)
=男子=
【団体】▽1回戦 津久見3―0竹田、東九州龍谷3―0三重総合、臼杵3―0日田、上野丘2―1大分東、大分南2―1楊志館、豊府3―0高専、鶴崎工3―0安心院
▽2回戦 大分3―0津久見、舞鶴3―0文理大付、東九州龍谷2―1翔青、日田林工3―0臼杵、大分商3―0上野丘、大分工2―1大分南、鶴城2―1豊府、中津東3―0鶴崎工
▽準々決勝 大分2―0舞鶴、日田林工2―0東九州龍谷、大分商2―0大分工、中津東2―0鶴城
▽準決勝 日田林工2―1大分、大分商2―0中津東
▽決勝
大分商2―0日田林工
〇松本・森迫4―0菅・赤尾
〇小野泰・小野弘4―0福沢・林
工藤・古本―鈴木・石田
=女子=
【団体】▽1回戦 明豊3―0文理大付、中津東3―0津久見、竹田2―1臼杵、鶴崎3―0豊南、大分3―0鶴城、日田林工・楊志館2―1大分南、舞鶴2―1上野丘、大分商3―0日田
▽準々決勝 明豊2―0中津東、鶴崎2―0竹田、大分2―0日田林工・楊志館、大分商2―0舞鶴
▽準決勝 明豊2―0鶴崎、大分商2―1大分
▽決勝
明豊2―1大分商
河野・岩永1―4大海・姫嶋〇
〇中嶋・片山4―1岡本・小田原
〇小林・久保4―1松尾・羽田野
(男子団体の大分商は2年連続17回目、女子団体の明豊は6年連続31回目の優勝。男女とも1位は全国、2位までが九州大会へ)