相撲団体は6チーム総当たりのリーグ戦で競い、日田林工が全勝で2連覇を成し遂げた。 4戦4勝で迎えた最終5戦目は、1敗の中津東と対戦。両チームともに譲らず2勝ずつを挙げ、勝負の行方は大将戦にもつれ込んだ。副主将の梅木広兜(ひろと)(3年)が気迫あふれる突き出しで勝利し、優勝をつかみ取った。 県新人大会の団体戦で中津東に敗れ、準優勝となった悔しさが原動力となり、チームが一つにまとまったという。岩元優樹監督は「失敗を恐れず、それぞれが力を出し切り、自分の相撲を取ってくれた」とたたえた。 武石龍親主将(同)は「2連覇を果たし、インターハイに出場することを目指してきた。県内一の団結と声かけが優勝につながったと思う。さらに稽古を重ね、全国優勝を狙う」と力を込めた。【ミニインタビュー】 相撲個人無差別級で優勝した中津東の田中翔盛(しょうせい)主将(3年) 無差別級3連覇の目標が達成でき、とにかくうれしい。勝つことだけを意識して必死に練習に取り組んだ成果が出せた。団体戦は悔しい結果になったが、後輩たちに勝つことの大切さを伝えたい。 〈相撲〉 (宇佐市総合運動場相撲場) 【団体】▽リーグ 豊南3―2楊志館、中津東5―0楊志館、東九州龍谷5―0楊志館、日田林工5―0楊志館、宇佐産4―1楊志館、中津東4―1豊南、東九州龍谷5―0豊南、日田林工5―0豊南、宇佐産4―1豊南、東九州龍谷4―1中津東、日田林工3―2中津東、中津東4―1宇佐産、日田林工3―2東九州龍谷、宇佐産3―2東九州龍谷、日田林工4―1宇佐産 (1)日田林工5勝(2)東九州龍谷3勝2敗(3)中津東3勝2敗(4)宇佐産3勝2敗(5)豊南1勝4敗(6)楊志館5敗 (日田林工は2年連続9回目の優勝。1位が全国、2位までが九州大会へ。順位は大会規定による)
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