第73回県高校総合体育大会は31日、主日程が始まった。 団体は柔道男子の東九州龍谷が初優勝を飾り、女子は柳ケ浦が制した。ソフトテニスは男子が大分商、女子は明豊が優勝。剣道女子は鶴崎が6年ぶりに返り咲いた。ボウリングの大分、ヨットの翔青、アーチェリーの東明はいずれもアベック優勝した。レスリングの男子学校対抗は文理大付が連覇を伸ばした。 第2日の6月1日は各地で22競技がある。 女子団体は鶴崎が決勝リーグを制し、6年ぶりの優勝。悲願を果たし、選手らはうれし涙を浮かべた。 4チーム総当たりの決勝リーグ初戦は全国高校選抜大会(3月)で準優勝の明豊と対戦。先鋒(せんぽう)の宮崎姫麻莉(3年)が面で1本勝ちして流れをつくった。大将の薬師寺結美(同)は追い付かれても慌てずに引き分け、ライバルを下した。 1勝1分けで迎えた最終戦。3チームに優勝の可能性がある中、姫野翔監督は「あとは勝つだけ。やってきたことを出し切ろう」と選手を送り出した。柳ケ浦に競り勝つと、全員で喜びを分かち合った。 副主将の薬師寺は「仲間を信じて苦しい県予選を勝ち抜いた。さらに団結し、インターハイでは少しでも上を目指す」と話した。【ミニインタビュー】 剣道女子団体で優勝した鶴崎の浦辺綾香主将(3年) 初戦から雰囲気が良く、チームとして戦えた。今回はメンバーから外れたが、優勝に刺激をもらった。インターハイではレギュラーを勝ち取れるよう、もう一度頑張る。 剣道男子個人で3回戦に駒を進めた柳ケ浦の沢村昭太(3年) 出だしに相手の様子を見過ぎて消極的になってしまった。団体戦ではそんきょからハキハキとした試合をする。優勝してみんなでインターハイに行きたい。 〈剣道〉 (クラサス武道スポーツセンター) =女子= 【団体】▽1回戦 中津北3―1竹田、大分4―0中津南、鶴城4―0舞鶴、鶴崎4―0楊志館、上野丘3―0日田、杵築4―0雄城台、柳ケ浦5―0東明 ▽決勝リーグ進出決定戦 明豊5―0中津北、鶴城1―0大分、鶴崎5―0上野丘、柳ケ浦3―1杵築 ▽決勝リーグ 明豊3―0鶴城、鶴崎1―1鶴城、柳ケ浦2―0鶴城、鶴崎2―1明豊、明豊2―1柳ケ浦、鶴崎2―1柳ケ浦 (1)鶴崎(宮崎、川畑、河野、波多野、薬師寺)2勝1分け(2)明豊2勝1敗(3)柳ケ浦1勝2敗(4)鶴城1分け2敗 (鶴崎は6年ぶり8回目の優勝。1位が全国、2位までが九州大会へ)
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