ラグビーW杯は大分県に何をもたらすのか。新しい時代を歩む大分の“これから”を追う年間企画「切り拓(ひら)け~おおいた新時代」。1次リーグ3試合と準々決勝2試合の計5試合を開催した「OITA」は海外から多くの観戦者が訪れ、大会期間中は熱狂に沸いた。W杯フィーバーの日々を各記者が記録し、長期連載では、世界的なスポーツイベントを地方都市で受け入れる意味と意義を考えた。
※大分合同新聞 朝刊1面・おおいた総合面 2019年1月1日~2019年11月29日掲載
今秋に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、世界最強の男たちを連れて大分県に凱旋(がいせん)する県出身者がいる。「オールブラックス」の名で知られるニュージーランド(NZ)代表のスタッフ岩本征二さん(45)=佐伯市鶴見生まれ。W杯...
2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は9月に開幕する。王者ニュージーランド(NZ)代表の「オールブラックス」を支える佐伯市出身の岩本征二さん(45)は、チーム初の日本人スタッフでもある。世界三大スポーツ大会の日本開催、しかも古...
大分が熱狂に沸く1年が幕を開けた。世界三大スポーツイベントの1つ、ラグビーワールドカップ(W杯)が10月、大分市の大分銀行ドームにやってくる。王者ニュージーランド(NZ)をはじめとする世界の強豪や伝統チームなど、準々決勝を含む計5試合はい...
今秋のラグビーワールドカップ(W杯)大分開催に向けて、別府市は温泉とラグビーを組み合わせたPR動画を公開した。強豪チームの公認キャンプ地として国内外から注目を浴びる中、市民や世界中のラグビーファンに向けて「おもてなし」の心意気や温泉の魅力...
ラグビーワールドカップ(W杯)大分開催の機運を盛り上げるイベント「別府ラグビーフェア2019」が12~14日、別府市楠町のゆめタウン別府で開かれる。今秋に迫ったW杯に向け、競技の魅力や市内で公式キャンプを張るニュージーランド(NZ)など4...
今年のラグビーワールドカップ(W杯)でインバウンド(訪日外国人客)を取り込もうと、大分県は欧米やオセアニアへの情報発信を強化している。海外の旅行雑誌への記事掲載や、現地でのイベント参加などで売り込み。県の英語版観光情報サイトもリニューアル...
タトゥー(入れ墨)がある宿泊客らの入浴を許可すべきか否か――。別府市旅館ホテル組合連合会は11日、加盟110施設に対して15日から意向調査を実施することを決めた。多くの外国人旅行客を見込む今秋のラグビーワールドカップ(W杯)を見据え、大会...
今秋のラグビーワールドカップ(W杯)大分開催に向けたPRイベント「別府ラグビーフェア2019」が12日、別府市楠町のゆめタウン別府で始まった。...
ラグビー元日本代表主将の菊谷崇さん(38)と、大分市出身で日本航空ラグビー部の池本信正監督(45)のトークイベントが14日、別府市楠町のゆめタウン別府であった。ラグビーワールドカップ(W杯)大分開催に向けたPRイベントの一環。ラグビーファ...
今秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、1次リーグを大分会場で戦う国・地域の料理を提供する「おおいたラグビーW杯学校給食の日」が15日、県内の小中学校などでスタートした。...
今秋に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の観戦チケットは19日午前10時から、世界一斉に公式サイトで一般向けの先着販売が始まる。これまでの抽選とは異なり、早い者勝ち。日本大会組織委員会は大分銀行ドーム(大分市)での5試合を含め、...
ラグビー世界最高峰リーグ・スーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」の選手たちが19日、合宿をするため別府市入りした。...
今秋に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の公認キャンプ地となっている別府市で21日、企業や行政関係者らによるバリアフリー調査があった。収集した情報は公開し、国内外から訪れる障害者や高齢者に役立ててもらう。...
ラグビーの世界最高峰リーグ・スーパーラグビーに参戦する日本チームの「サンウルブズ」は21日、別府市の実相寺多目的グラウンドでの合宿を本格的にスタートした。別府合宿は昨年に続き2回目。2月の開幕に向けて26日まで滞在する。 日本代表経験...
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開幕まで8カ月を切った。 全国12会場がキックオフの笛を待つ。そのうち2002年サッカーW杯日韓大会でも試合があったのは7府県。2度のW杯を受け入れる大分県の人口は、両開催地の中で最少だ。 ...
国際観光都市・別府。玄関口のJR別府駅から徒歩数分のコンビニで、アルバイトの彼女は片仮名の名札を胸にレジを打っている。 モンゴル出身の留学生エルデネバタル・アヌウジン(20)。よどみない日本語を話し、外国人客には英語で対応する。「バイ...
老若男女が芝生を取り囲む。目の前のピッチに選手が駆け込み、体を動かし始めた。大分市松岡にあるサッカーJ1・大分トリニータの練習場。試合がない日も、熱心なサポーターたちがトレーニングを見守る。 2002年サッカーワールドカップ(W杯)を...
厳かな雰囲気の中で炎が立ち上る。国東市の山中にある文殊仙寺で、興味深げに護摩だきの儀式を見詰めた。 英国、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン。別府市の招きで来県した各国の旅行関係者5人は29日、国東半島や周辺の寺社などを視察した。 ...
本当に来るのだろうか。 あの日々を思い出すとき、うんざりした気分と、それを上回る誇らしさが入り交じる。 日田市職員の片桐由美(49)は2002年当時、旧中津江村の広報担当職員だった。「世界中の記者が押し寄せ、忙しくて眠る暇もなかっ...
試合の日は学校行事を控えます――。今秋のラグビーワールドカップ(W杯)を盛り上げるため、会場やキャンプ地となる大分、別府両市の公立小学校が秋の運動会の日程変更などを検討している。世界注目のキックオフと重ならないよう、観戦を心待ちにしている...
みずみずしい緑色の芝生に、夕刻の影が伸びる。 1月22日午後4時半すぎ。練習を終えた屈強な男たちが別府市の実相寺多目的グラウンドを去ると、間髪入れずに砂袋とほうきを手にしたスタッフがピッチに入った。 削れた芝を掃き集め、えぐれた部...
県ラグビー界を支えてきた「聖地」は、全面芝のワールドカップ(W杯)仕様へと姿を変えた。 昨年11月10日。720席のスタンドは観戦客であふれ、押し出された数百人が立ち見やパイプ椅子で歓声を上げた。 まぶしい緑の上を、赤と水色のジャ...
昼時。黒服のスタッフたちは広い食事会場の隅々まで目配りした。 別府市観海寺のホテル「両築別邸(りょうちくべってい)」は1月中旬、市内で強化合宿をしたスーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」の拠点となった。 全館42室を8日間貸...
ラグビーワールドカップ(W杯)は9月20日~11月2日に国内12会場で48試合がある。参加20チームが調整する「公認キャンプ地」に課せられているのが、あらゆる傷病に即時対応できる医療態勢だ。 大分県の場合、大分銀行ドーム(大分市)での...
「カモン、ジャパン!」 昨年11月10日夕。ラグビー7人制のフィジー代表は上機嫌で母国のダンスを披露し、懇親パーティーの出席者を踊りの輪に誘った。 来県した男女チームの選手、スタッフら約30人は全面改修を終えた豊後企画大分駄原球技...
日本政策投資銀行と大分県内の経済5団体などは25日、今秋に迫るラグビーワールドカップ(W杯)大分開催の機運を盛り上げるとともに地域振興につなげようと、パネルディスカッションや講演会を大分市内のホテルで開いた。欧米や大洋州のインバウンド(訪...
今秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、大分市の大分銀行ドームが会場となる計5試合について、観戦客の半数近くを海外客が占める可能性のあることが27日、県への取材で分かった。英国を中心とした欧州・オセアニアからの来県者は10万人も視...
がっちりスクラムを組み、世界を迎えよう――。開幕まで200日余りに迫ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に向け、官民でつくる県推進委員会(会長・広瀬勝貞知事)は28日、大分市内で総会を開いた。...
今秋のラグビーワールドカップ(W杯)で大分、別府両市は予選リーグに加え、強豪ひしめく決勝トーナメントの公認キャンプ地にも選ばれた。11日に吉報が届き、「W杯が一歩も二歩も近づいてきた感じで気持ちが高まる」と広瀬勝貞知事。...
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の組織委員会は11日、決勝トーナメント進出8チームが滞在する公認キャンプ地を東京、千葉、大分の3都県に決めたと発表した。大分市の昭和電工ドーム大分では10月19、20日に準々決勝各1試合があり、予選を...
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