時速約120キロの信号無視の車にひき逃げされ、死亡した森口和樹さん(遺族提供)
埼玉県狭山市で昨年12月に時速約120キロの車が引き起こした死亡ひき逃げ事件で、被害者遺族は25日、危険運転致死罪の適用を求める署名をさいたま地検川越支部に提出した。運転していた同市の男(20)は過失運転致死などの罪で起訴されており、遺族は訴因変更を訴えている。
遺族側は法定速度(60キロ)を大幅に超えるスピードで赤信号の交差点に進入したなどとして、危険運転致死罪に当たると主張している。今年2月下旬から直筆やオンラインで、賛同する約4万7千筆の署名を集めた。
事件で死亡した森口和樹さん=当時(25)=の母美智代さん(54)は「過失で起訴されると聞いて、何だったら危険運転になるんだと疑問があった」と話した。
起訴状によると、男は昨年12月22日未明、横断歩道を渡っていた森口さんをはねて、立ち去った―とされる。約2時間後に呼気からアルコールが検出されたとして、酒気帯び運転の罪でも起訴された。