2024年度地球さんご賞・田中章義賞に輝いた中川陽葵さんの作品と挿絵
大分合同新聞社は創刊140周年を記念して、歴史小説家で直木賞作家の安部龍太郎氏らと、環境問題を考える作文コンクール「地球さんご賞」に取り組みます。過去の受賞作品を、Gateインパクトで順次、紹介していきます。使用している漢字や表現は、作品のまま掲載します。
わたしのいえには、たくさんのはながうえてあります。おかあさんは、まいにち、もっとたくさんのはなをさかせたり、はなにえいようがいきわたるようにしたりするために、ながくのびすぎてしまったはなのくきやはっぱをきっています。わたしは、それをみておもいだしました。まえに、おばあちゃんから、はなたばをもらったとき、まいにちみずをかえて、たいせつにかざっていたら、あるひ、はなたばのなかにあったしょくぶつからねっこがたくさんはえてきたのです。そのあと、たいせつにつちにうえると、いまでもとてもげんきにそだっています。きったしょくぶつから、ねっこがはえて、おおきくそだつことをしって、とてもびっくりしました。そのことをおもいだして、ながくのびすぎてしまったはなのくきをきったときに、すてずにみずがはいったびんにいれてたいせつにそだてたら、ねっこがはえてくるかもしれないとかんがえました。
わたしはことしのなつ、いえにある、にじゅっしゅるいくらいのきったはなやしょくぶつをそだててみました。みずをいれたびんのなかにいれておくと、じゅっしゅるいいじょうのしょくぶつの、きったくきのところや、くきのとちゅうから、ねっこがはえてきました。ちいさなあかちゃんねっこがぐんぐんのびて、ふとくて、ながいねっこになりました。はえてきたねっこには、ながいねっこやほそいひげがたくさんあるねっこがありました。おもしろいのは、ゆきのけっしょうみたいなねっこがあったことです。ねっこには、いろいろなはえかたがあることがわかりました。
のびすぎてきったり、とちゅうでおれてしまったりしても、たいせつにそだてると、またおおきくせいちょうすることが、とてもふしぎでおもしろかったです。はなやしょくぶつは、こうやっていのちをつないでいることがわかりました。どんなにちいさなしょくぶつにもいのちがあって、びっくりするほどのパワーでいきていることがわかりました。これからも、はなやしょくぶつをたいせつにしようとおもいました。そして、みんながそんなきもちになって、はなやしょくぶつがたくさんふえたらいいなとおもいました。