無駄話に時間を費やすことを「油を売る」と言う。油には粘りがあるため、注ぐ際に客と話しながら間を持たせたのが由来との説があるが、やや遠い気もする。...
過去最大の1342兆円。昨年末時点での国の借金だという。国内総生産(GDP)の2・3倍。天文学的な数の大きさに感覚がまひしてしまいそうだ▼大部分を占める普通国債残高が100兆円に達したのは、1980年代前半。...
梅にまつわる和歌といえば菅原道真の〈東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ〉が最も有名だろう。...
昭和の生放送番組『8時だョ!全員集合』は前半のコント劇が終わると、舞台がドタバタ入れ替わった。その際、会場には『盆回り』という名のBGMが流れた▼何やら急(せ)かされる曲調で、いかりや長介が好んだという。...
消えてしまいたい―。一人で悩み、苦しみ、そう思い詰めたことはないか。筆者はある。「だから、気持ちは分かる」など安易に言う気はない。どんな言葉も届かないだろう。それでも、あえて一つだけ。...
19世紀後半のある舞踏会。米ジョージア州で蒸留所を造った男性が美女に一目ぼれした。...
気象エッセイストの故倉嶋厚さんらが監修した書籍『雨のことば辞典』に、「空の水道」にまつわるコラムがある。台風や梅雨前線から冬の季節風による雪雲まで、日本は空の水道に恵まれている。...
「日曜はタマがったなー」「衆院選やろ?」「違う違う、大雪ちゃ。...
冬季五輪が開催中の投票だけでもまれに見る光景だというのに、県内各地で降雪となり、山間部は銀世界すら広がった。厳寒期の選挙が投票率に悪影響を与えたことは否めないだろう▼「高市早苗が、内閣総理大臣で良いのかどうか」。...
いつも思う。選挙の投開票日は、どこか元日の空気感と似ていなくもない。...
選挙は数の世界だ。まずは得票数。自分が入れた候補は、話題の政治家は…。開票速報に見入る▼今回特に注目されるのは首相が自身の進退を懸けた与党の議席数だろう。衆議院の議席の定数は465。...
私か、私以外か。「高市早苗が内閣総理大臣で良いかどうか国民の皆さまに決めていただく」。会見で首相が語気を強めたのは1月19日であった▼以降、心がモヤモヤする日が続いた。...
「もし戦争が起こったら、国のために戦いますか?」。120カ国の研究機関が参加する「世界価値観調査」にこんな質問がある。...
春告鳥(はるつげどり)と呼ばれるウグイスのさえずりが待ち遠しい。練習段階のたどたどしい鳴き声を「ぐぜり」という。...
『二十四の瞳』で知られる作家・壺井栄は多くの童話を残した。節分にまつわる作品に「おにはうち」とのせりふが出てくる。...
ウクライナ戦争やイスラエルによるガザ攻撃は、若者ら多くの命を奪っている。前線にはドローンや無人機といった新兵器が投入されるが、長期戦になれば戦況を左右するのは弾薬の量だそうだ。...
名エッセイストの東海林さだおさん(88)に『懐かしきかな“昭和の音”』と題した雑筆がある。お年を召された方が多い小欄の読者は、こちょこちょと旧懐の情をくすぐられるだろう▼例えば早朝。...
〈時間よ止まれ〉。永ちゃんが歌ったのは1978年。光る海、まばゆい青春。そんなこともあったろうかと記憶をたどるが、遠いかなた▼今、時間を止めたいと切に思う。...
日田市源栄(もとえ)町皿山地区で開催される秋の民陶祭は有名だ。飛び鉋(がんな)や刷毛目(はけめ)などの文様が温かみを感じさせる皿や茶わんが、多くの愛好家を引きつける▼重要無形文化財の小鹿田焼。...
居住まいを正し、コホンと咳(せき)払いを一つ。邪念を捨て、ここら辺でちょいとマジメに一考したい。そう、今回の衆院選である▼親高市派は思っていよう。選挙は「待ってました」と。...
頭のいい人は足の早い旅人。人より先に目的地に着く。...
さらしを巻き、片肌脱いだ女性の眼光は鋭い。「半か丁か」。すごみを含んだ声でサイコロの入った壺(つぼ)を振る。任侠(にんきょう)ものではよくある場面。...
宅配便営業所でアルバイトをしたことがある。重さや形のさまざまな荷物を、配達の方面別に仕分ける作業だ。ベテラン作業員が小さく軽い小包を「ドル箱」と呼んでいたことが記憶に残っている。...
肉じゃがは旧日本海軍の英雄として名高い東郷平八郎が発案者という説がある。赴任先だった京都府舞鶴市と広島県呉市の2カ所が発祥の地を名乗っている。...
年が改まっても落ち着かない米騒動。そう思っていたら「おコメの女」というテレビドラマをやっている。コメと呼ばれる国税局資料調査課が舞台で、どうやら農業とは無関係。...
衆院の本会議場は国会議事堂の2階にある。扇状の議席をぐるりと囲むように、記者席は吹き抜けの3階に配されている▼狭い。注目の採決などは報道各社の国会担当記者でごった返す。...
判決文を読んでいくと、やはり人ごととは思えない。2022年に安倍晋三元首相が銃撃された事件で、殺人と銃刀法違反などに問われた山上徹也被告に対し、奈良地裁は無期懲役の判決を言い渡した。...
二十四節気の大寒を迎えたのは、きのう20日だった。暦の上では2月3日まで。寒さが厳しさを増す冬本番へ。...
日本刀は本来、切るのに力を必要としないという。だが、織田信長が愛用した名刀「へし切長谷部」は切れ味よりも力で押し通した苛烈さがその名に刻まれている。...
昨年9月末に1グラム当たり2万円を付け、年末には初めて2万5千円の大台に乗った。ここ数年来、上昇基調にある金相場。文字通りうなぎ上りだが、生活者の不安心理の裏返しでもある▼国内では物価高や円安。...
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