ドラえもんの誕生日は2012年に設定されていた。連載が進むにつれ近づいたため、2112年に変更された。鉄腕アトムは2003年。人工知能(AI)の進歩は目覚ましい。...
作家の吉行淳之介に言わせれば、カレーライスとライスカレーは別種のもののようだという。カレーライスの方は茶色っぽく本場の味に近いもので、ライスカレーは黄色くて福神漬けなどが似合う。...
クラサススドーム? 一瞬戸惑うが大分スポーツ公園の総合競技場(大分市横尾)のこと。古い愛称はビッグアイだった。...
凍星(いてぼし)。凍てつく冬空に輝く星のことで冬の季語にもなっている。乾燥して空気がさえ渡り、星々が鋭い光を放ちながらまたたいて美しいプラネタリウムをなす。星座に詳しくない筆者でもオリオン座くらいは分かる。...
背中とフローリングからじんわり伝わる温かさは静かな幸せ。冬の昼下がり、リビングのカーテン越しにできた日だまりにそっと座る。今の私は安心できる場所にいる。でももし、家族の中に支配や暴力があったらどうだろう。...
阪神大震災の教訓を伝える、人と防災未来センター(神戸市)の入場者は昨秋、1千万人を超えた。2006年の今ごろ一度だけ訪ねたことがある。...
男の子の1位は「陽翔」。明治安田生命が発表した、2024年に生まれた子どもの名前ランキングによる。3位に「朝陽」、5位「陽向」と「陽」が人気なのは、暗い世相からの脱却を求めているかに思える。...
「まさか神戸でこんな地震が起きるとは…」。当時、誰もがそう思った▼観測史上初の震度7。高速道や新幹線の高架が倒壊し、横倒しになったビルが道をふさいだ。各地で火災が発生。...
「取り分5%では少ないと思うでしょうが、全部取られないだけ感謝しなさい」。...
マダケの生産量は大分県が日本一だという。明治以降、全国から湯治客や観光客が集まった別府市を中心に竹工芸は日用品や土産品として需要が高まった。...
光あれ。聖書を持ち出すまでもなく、暗闇に差し込む一条の光は人々の導きとなる。中村翼さんの命を照らしたのは懐中電灯の明かりだった▼1995年1月17日、阪神大震災発生。...
論語の「而立」や「不惑」は年齢表現によく使われるが、20歳に当たる言葉がない。古代中国の「二十を弱と曰ひて冠す」(礼記)から「弱冠二十歳」は教わった。...
漫画『ダンダダン』にはまっている。宇宙人、妖怪、超能力、都市伝説…。いわゆるオカルト満載で筆者の趣味にぴったり。近年、この手の分野のテレビ番組は激減しているので少し寂しかった。...
作家の故・堺屋太一さんは「願い」をテーマにしたはがきコンクールの審査員を務めた。...
良くも悪くも効率化の時代。半世紀前を振り返れば、暮らしぶりの違いははっきりしている。祖母は掃除機を使わず、ほうきで掃き出し窓にちりを追いやっていた。祖父は燃料にする竹をおので割った。...
駆け出し、初心者、未熟者を「○○の卵」と呼ぶことがある。硬い殻に守られながら、ふ化に向けて力をためている。頑張れ▼生卵を使った卵かけご飯(TKG)を好む人は多い。江戸時代の文献にもすでに登場。...
スマホに虫の写真が1枚残っている。昨夏のこと、訪れた病院の外壁タイルに何かが―。近づくと体長10センチぐらいのナナフシ。...
七十二候の「芹乃栄(せりすなわちさかう)」の時季。厳しい寒の中、競り合うようにセリが生え始める。七草がゆに入れてパワーをいただこう。縁起のいい七福神巡りは年初行事として人気。...
「妻へ感謝の手紙を書きたかった」。2020年の本紙で、当時84歳の西畑保さん(奈良市)の卒業式を報じている。義務教育を受けられず、文字の読み書きができないことで苦労を重ねた。...
「あなたの人生の目的は何ですか?」。少し前の話だが、ある高校で開かれた出前授業はそんな問いかけから始まった▼目指すものが明確であれば、幾つかある選択肢の中からベストと思える道を選べる。確かにそうだ。...
初詣にふさわしく雲一つない好天だった。最寄りの神社に行くと神楽を奉納していた。...
寝正月なんてとんでもない。昔は年神さまを迎えるため、元日(現在の暦でいう12月31日の日没から1月1日の日没)は寝ずの番で火を絶やさないようにしていた。大変だったんだね。...
雑煮の専門店を訪れたことがある。長崎県・島原に由来するとのことで、大きな丸餅がのっていた。雑煮で島原の乱を持ちこたえたとの逸話もあるという。...
きょうで別れを告げる2024(令和6)年は「昭和99年」になぞらえられもした。...
春高楼(こうろう)の花の宴/めぐる盃(さかずき)影さして/千代の松が枝わけいでし/昔の光いまいずこ―。大分県にゆかりの深い、滝廉太郎作曲、土井晩翠作詞の「荒城の月」が世界の注目が集まるノルウェーの場で披露された。...
真冬の大分市の街中に、砂浜のコートが出現した。選手たちは砂を飛ばすなどして風を読みながら、指でサインを交わしつつ熱戦を繰り広げた▼大分市で開かれたデフビーチバレーボールの国際親善大会。...
懐かしい。そう感じるものが姿を消していくのは時代の流れと諦めるしかないだろうか。...
ダイコンは「オホネ(大根)」として『日本書紀』に登場するほど古くからの付き合い。貧しい庶民の主食だった。「大根役者」という言葉の由来は、「いくら食べてもあたらない(中毒しない)」とする説もある。失礼な。...
「家族のためにより良い収入を」と日本に来たフィリピン出身の女性。技能実習生として県内の酪農家で働き「日本で学んだ最も大切なことは『働くことの意味』。...
交響楽団と大合唱団。年末にふさわしい光景だと思うのは、半世紀近い歴史を刻んだからだろう。県民に親しまれた大分第九の夕べは、22日の第46回公演がファイナルだった▼ベートーベン作曲の第九は初演から200年。...
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