「持続可能な開発目標」。SDGsという英略語を直訳した言葉の認知度はだいぶ高まった。2015年の国連サミットで採決され、貧困から環境、労働問題まで17のゴールが示された。...
やってみよう! ロックバンドWANIMA(ワニマ)の同名曲はいつ聴いても元気をくれる。...
「昨今のテレビ番組では爆食ともいえる感謝の気持ちがないような放送が多くなった」。...
英国は18世紀、国内の重税にならい植民地だったアメリカに関税を課す。茶葉の貿易と利益を英国の会社が独占できるよう、法律が制定された。横暴な姿勢に憤ったボストン市民は商船から積み荷の茶を投げ捨てる。...
春分から数えて15日目は二十四節気の「清明」。清浄明潔(しょうじょうめいけつ)の略で、万物が春の陽光を受けて清らかな気に満ち、明るく生き生きと輝く。あやかって身の回りを清めたい。...
え、今頃?と呆気(あっけ)に取られる方もいよう。この期に及んで大分県民を仰天させるトイレ未整備問題である。コトによっては「運航はできぬ」と国はニベもない。...
見放されがちな国をさらなる試練が見舞った。ミャンマーで起きた大地震は、2千人以上の死者が確認された。発生から72時間が経過し、なお全容が見えない。...
花冷えしてくれて良かった。思わずそんな言葉が口について出た。自宅近くで目を楽しませてくれる桜が早くも満開に。強い風が吹くとちらほら花びらが舞う。...
「ホタルイカの身投げ」というなんとも物騒な言葉がある。春の富山湾で見られる風物詩。波の穏やかな新月の夜、産卵期を迎えたホタルイカが浜辺に集まり、青白く神秘的な光で湾を埋め尽くす。...
明るく南国的な九州の山のイメージを端的に表しているのは、たおやかな九重の山と高原を置いて他にない。...
朝の出勤前は忙しい。いつも何かをしながら別のこともやっている。その日はテレビ大分のニュースの音声を聞きながらベランダで洗濯物を干していた。アナウンサーが「峠工事の安全確保」と言っていた▼峠。郷愁を誘う響きだ。...
平成から令和に変わった年だった。私用で京都に赴いた際、大徳寺で千利休の墓がある塔頭(たっちゅう)などを見学した。有料の薄茶を所望すると、まさかご住職直々のお点前とは思いもよらなかった。...
ありがとう。感謝の言葉。魔法の言葉。パナソニックの創業者で「経営の神様」と称される松下幸之助氏は感謝の心が大事だと説いた。「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。...
3月の天気は荒れやすい。春めく景色の変化を見たいと先日、県道別府一の宮線でくじゅう方面へと車を走らせた。...
馬に乗った女性が詰め込んできた荷物は、たくさんの本だった。雨の日も、雪の日も、危険を恐れずに山を登ってくる。...
少年から青年へと、食べ盛りが頬張るご飯の量に驚かされる時期がある。箸を動かすたび、てんこ盛りの白ご飯が口の中に勢いよく消えていく。...
「男子厨房(ちゅうぼう)に入らず」なんて言葉はジェンダーフリー、ジェンダーレスの現代に不適格か。今では料理男子というカテゴリーもあるし、シニア男性向けの料理教室も人気。...
突然イスラエル軍の射撃場にすると宣言され、強制的に住宅を破壊される。...
「戦後間もない頃、小学校低学年でした」。大分市府内町に住んでいた女性読者(86)からの手紙。...
公安調査庁が公開したデジタルアーカイブのサイトは、いくつかの数字がちりばめられている。「1万1400人」は国内最盛期の構成員数。「1000丁」は教祖が製造指示した自動小銃の数。...
「もしもこんな…がいたら」。かつて有名なコントがあった。ラーメン屋の店主だったり税関職員だったり。実際にはあり得ないキャラクターに扮(ふん)した芸人が極端な表現と演出で笑わせる▼「もしも取引好きの大統領がいたら」。...
たい焼きにも天然と養殖がある。違いは焼き型にある。専用の焼き器で1匹ずつ焼くのが天然物。一度にたくさん焼くのが養殖物とされる。皮の食感やあんこの量などが異なるらしい▼タイは魚の王とも呼ばれる。...
当初は夕刊1面に組まれていたコラム。現在は朝刊中面に掲載の「灯」は、今も親しんでくださる読者が多いのではないか。...
パック入りのカイワレダイコンをザクッと切る。器に移し、かつお節を多めにつまんでのせ、しょうゆをかけてまぶす。ただそれだけでビールの友になる。ピリッとくる辛さが格別だ。切った後のスポンジは捨てず、水に浸しておく。...
海部俊樹元首相は若手の頃、恩師・三木武夫氏が自民党総裁選に敗れ男泣きに泣いたという。負けた悔しさのせいではなく、三木氏がカネを配っていたからだった。...
「外国人の就労支援をする会社を設立したい」。若者のスピーチは興味深いエピソードと志に満ちていた。...
とりちらかった頭と心を解きほぐすには、笑う、泣く、睡眠、没頭がよいらしい。吉野槇一さん著『脳内リセット!笑って泣いて健康術』で知った。笑いヨガ、涙活は人気。睡眠の大事さも昨今、指摘されている。...
大きいのや小さいの。ふぞろいな形が野性味を感じさせる。ほのかに土臭い山の空気と一緒に袋からこぼれ出た。...
初めて訪れたのは夕刻遅く。まだ震災の傷痕が生々しかった時期だった。ハロウィーンの明かりが犠牲となった子どもを慰めるようにともる以外は真っ暗。...
幼い頃、祖父に連れられて自家製の炭窯を訪れたことを、おぼろげに記憶している。当時炭を焼いていたか定かではないが、自宅の炭置き場には炭が積んであった。...
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