昨年末、急に激痛に襲われ、病院に駆け込んだ。みぞおちのあたりで、こらえ切れず、呼吸が浅くなるほどの痛みだった。...
1945年8月6日の朝、私の祖母は仕事のため鉄道で神戸に向かう途中だったが、広島市に入る前で足止めされた。人類史上にない惨劇が起きていたからだ。...
何かと「金」に向き合うことが増えた。動きが速く、ぼんやりしてはいられない。 共同通信からの配信記事で見かけない日がないのは、自民党派閥裏金事件を巡るニュース。...
灰色の機体がごう音とともに、道路脇の草地に降りてきた。慌ててカメラを構えて近づくと、舞い上がった草や砂がバチバチと顔に当たる。...
日本社会でLGBTQなどの性的少数者がどう扱われてきたのかを思う。 1990年代。同性愛者を笑いのネタにするバラエティー番組があったことを覚えている。...
最近「年賀状じまい」という言葉をよく耳にするようになった。文面に「今年で最後にします」などと伝え、やりとりを整理することだという。...
「地元のいい魚は薄い刺身でもおいしいんよ」 ある居酒屋での先輩の一言。どちらかというと厚切りの方がいいと思っていたが、改めて食べてみると確かにうまみを十分に感じた。...
政治キャップになって、もうすぐ丸2年になる。着任した2023年4月は知事選の真っ最中だった。同じ月にあった全国唯一の参院補欠選(大分選挙区)も大きな注目を浴びた。...
先日、佐賀県であった全国障害者スポーツ大会を取材した。集まった選手約3400人が3日間、14競技で戦いを繰り広げた国内最大のパラスポーツ祭典。...
「負けないぞ!立ち上がれ!八町一丸!」。臼杵市中央通り商店街(八町大路)に掲げられた横断幕には、復興への願いと強い意志が刻まれている。...
夜眠る前にウェブサイトを閲覧する。その中で知ったことだが、「今年は令和何年だっけ?」と調べる時、西暦の下2桁から「018(れいわ)」を引くと答えが出るというものだ。...
ついに殻を破った―。プロ野球・DeNAの梶原昂希外野手(大分雄城台高出身)が、プロ3年目の今季、見事1軍に定着した。球団26年ぶりとなる日本一にも大きく貢献した。...
季節外れな話題だが、今年の夏、兵庫県の甲子園球場を訪れた。全国高校野球選手権大会に県代表として出場した明豊の戦いぶりを取材するためだ。...
暑い夏が過ぎて、ようやく散歩を楽しめる気候になった秋は、短く感じた。もう寒い冬の訪れである。 ダイエットのために運動すると決意してから半年以上がたった。...
「映画見に行く?」「DVD化されるか、配信されるまで待つわ」。インターネットなどでこんな書き込みを目にすることがある。基本的に劇場で見るものとソフト化されたものの内容が変わることはない。...
弊社の受付に長年置かれている特大サイズのキティちゃんが、久しぶりに洗濯されてきれいになった。...
米ハワイ州で起業した大学時代の友人と、交流サイト(SNS)のチャットで盛大にもめた。きっかけは私の無配慮な発言で反省している。...
9月中旬、佐伯市の大宮八幡神社の「八幡五丁(やはたごちょう)の市」を初めて取材した。市内で指折りの歴史ある大祭で、豊漁を祈って舞を披露する「ジョーヤラ船」は迫力満点だった。...
11月上旬に福岡県八女市を旅した。数多くの歴史小説を届けてきた、直木賞作家安部龍太郎さんの半生を振り返る特別企画展を見るためだった。...
今年で不惑を迎えた。担当するスポーツ現場では、自分の入社以降に生まれた選手の活躍を目にする機会が増えた。うれしい半面、体形の変化を自覚する。たるんだ下っ腹には、ため息が漏れる。...
山岳救助ボランティアが主人公の漫画「岳(がく) みんなの山」(石塚真一作)を読んでいる。さまざまな思いを胸に山頂を目指したが遭難する人々や、命と向き合う主人公の姿に心を打たれる。...
今年、第60回を迎えた県美術展。写真展では出品数の減少に歯止めをかけるため、新たな取り組みとして高校生の部を新設した。気軽に出せるようにA4サイズ限定で出品は無料。...
コロナ禍はほぼ明け、客足も戻ってきた。しかし、少子高齢化で仕事をこなす働き手が足りない。かといって、大企業みたいに給料をぐっと上げる余裕はない。...
秋を迎えて受験生はギアを1段上げる時期になった。昨今の入試問題は問題文の量が膨大だ。大学入学共通テストは問題の文章が長文化している。厚い冊子で示される資料数は多く、内容も多様だ。...
夏にパリ五輪を現地で取材した。フェンシングで県出身の3選手が活躍し、団体で三つのメダルを獲得する瞬間に立ち会った。...
取材で山間部を走っていると、太陽光発電のパネルをよく見かける。幹線道路からよく見える山の斜面以外にも、脇道に入って人目の付かない山奥や平地にもある。...
先日、大分市の県運転免許センターで免許証の更新手続きをした。取得から30年近くになるが、初めて優良運転者講習を受講。いわゆる「ゴールド免許」を手にした。...
障害者に不妊手術を強いた旧優生保護法を違憲とした最高裁の判決や関連の記事を特別な思いで読んでいる。障害者差別に当たる条文は1996年まで存在。...
子どもが生まれて4年がたった。働く母親にとっての気がかりは子どもの急な発熱や体調不良による「お迎え要請コール」。想定外のタイミングでの幼稚園からの着信に幾度となく、ヒヤリとしてきた。...
昨年2月8日の本紙に岡山県内の寺に保管されている「人魚のミイラは作り物 倉敷芸科大の分析結果」という記事が掲載された。...
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