このコンクールのホームページを見た時、とても懐かしくなった。 倉敷川(くらしきがわ)の掃除と生態調査の写真が載っていたからだ。僕は、コロナの前にあった最後の調査に参加していた。その日はとても暑い日だった。偶然参加していた友達の家族と一緒に川に入り、網を持って小さな魚をたくさん捕まえた。顔からは汗が噴き出していたけれど、足は川に浸かっていたから心地よかった。川の上は風が吹いていて、最高だった。父さんが大きい魚を捕まえた。名前は忘れたけど、大人げないなぁと思いながら、うらやましかったことを覚えている。 作文のテーマは環境だ。学校でもよく聞かされる言葉だけれど、僕は大人たちに言いたいことがある。僕たちは小学校の頃から環境問題を勉強している。ゴミの分別方法や浄水場の見学、ペットボトルのラベルを取って分別することなんていつから始めたのかわからないくらいだ。小さな頃からやっている。なのに、大人はどうだ。分別、ちゃんとやっているのだろうか。僕はスマホでしゃべりながら歩くおじさんが、家の前の川にタバコを投げ捨てるところを、何度も見てきた。とても腹が立つ。 「おっさん。川にタバコを投げるなよ。川が汚れるじゃないか」と言いたくなる。でも母さんは、「止めて」と言う。おっさんに何をされるかわからないからだ、と言う。はあ? 意味が分からない。学校では、ゴミの投げ捨てはいけません、って先生は言うし、母さんも言うのに。分別以前の問題じゃないか! 大人がやるくせに、子どもにはするなっていうことは、別にタバコだけではない。水を流しっぱなしにしながら顔を洗う父さんに、母さんは毎日文句を言っている。水がもったいないと、僕も思う。母さんと僕はもったいないと思うのに、父さんは思わないのだろうか。大人でも違うらしい。家族の中でも意見が違うのに、環境問題のような大きな問題をみんなで考えて、同じように取り組むなんて無理な話だ。絶対に衝突する。国が違えば、もっと難しくなる。だから、今までずっと見て見ぬふりをしてきて、どうにもならなくなっているのが環境問題だと思う。 ここまで地球の環境が悪くなったのは、今までの大人のせいだ。僕たちのせいじゃない。なのに、僕たちがなんとかしなきゃならないなんて、腹が立つ。本当に腹が立つ。でも、今の僕らがなんとかしないといけない。そうも思う。今までの大人ができなかったことを、やってやろうじゃないか。見ておけ、今までの大人! 僕たちが地球を救ってやる!!
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