【特集 時速194km交通死亡事故】大分市で21年2月に発生 法定速度の3倍超で激突

時速194キロ死亡事故が起きた交差点=2024年5月、大分市大在(本社チャーター機から撮影)
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 大分市で時速194キロで車を運転し、死亡事故を起こした加害ドライバーの処罰を巡り、司法判断が注目されている。一審大分地裁は、検察側の立証に沿う形で危険運転致死罪を認定。一方で、今年1月の二審福岡高裁は一審判決を破棄し、弁護側が求める過失運転致死罪を適用した。検察側は最高裁に上告し、裁判は続いている。一審・二審の判断はなぜ割れたのか。経過を振り返る。

 事故は2021年2月9日午後11時ごろ、通称「40メートル道路」と呼ばれる大分市大在の臨海産業道路(一般道)で起きた。
 判決によると、当時19歳で会社員だった市内の男(24)は、BMW製のスポーツタイプの乗用車(M235i)で直進。時速194・1キロで交差点に進入し、対向車線から右折していた乗用車に激突した。
 衝突された車を運転していた同市坂ノ市南、会社員小柳憲さん=当時(50)=は衝撃でシートベルトがちぎれ、車外に投げ出された。約2時間半後、骨盤骨折による出血性ショックで死亡した。車は2台とも大破した。
 現場の法定速度は60キロ。大分市中心部と佐賀関半島方面を東西に結ぶ片側2~3車線の道路で、朝夕は沿岸部の企業で働く人たちの出退勤で混雑するが、夜間は交通量が減る。
 男も腹部にけがを負い、治療で22日間入院したため、県警は任意で捜査した。事故が起きてから2カ月半が過ぎた4月27日、自動車運転処罰法の危険運転致死容疑で男を大分地検に書類送検した。
 一方、小柳さんについては、対向する被告の車と十分な距離を取った上で右折していた事実を認定し、運転に過失はなかったと結論を出した。

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