披露式典でテープカットをする出席者の代表=中津市二ノ丁の中津城
【中津】中津市二ノ丁の中津城で進められていたリニューアル工事が終わった。天守閣前の外構に花の庭園、内部に花の装飾を施した「花城」とし、新たなイメージを打ち出している。
城を所有する福祉会社千雅(ちが)(東京都)と運営する千雅商事(同)が、世界で高い評価を得ている庭園デザイナーの石原和幸さん(68)に依頼した。
天守閣前の庭園(約2500平方メートル)には、ツバキ、サザンカ、サクラ、アジサイ、サルスベリなどを植え、一年を通して花が咲くようにしている。パンジーやノースポールなども楽しめる。城内は、壁や天井に色とりどりのアートフラワーを飾った。
1月下旬に披露式典が開かれ、千雅の松沢建会長、千雅商事の田中隆雅取締役、石原さんら約20人が出席。テープカットをして完成を祝った。入城料の一部を戦禍が続くウクライナに寄付することにしており、式典には同国のルトビノフ・ユーリ駐日大使も招待された。
田中取締役は「花が咲き誇る日本で唯一の『花城』。花は人の心を明るくする。中津の観光振興の役に立てれば」と話した。
入城料は中学生以上千円。問い合わせは中津城(0979-22-3651)。
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世界的に権威のある英国の造園コンクール「チェルシーフラワーショー」で金賞を10回以上受賞している石原和幸さんに、中津城のリニューアルについて聞いた。
―基本理念は。
「『天花統一』をコンセプトにした花城。城は戦いの場所だが、多くの花と緑で彩り、平和で笑顔があふれるようにした。きょうをスタートに花や緑をもっと増やしていく」
―今後、どう関わっていくのか。
「中津に年数回訪れ、花のイベントやセミナーなどを企画、参加する。“花将軍”になったつもりで、世界中に中津の花城のことを知らせていきたい」