3度目のノーサイド後、笑顔で握手をかわす大分舞鶴(左側)と天理(右側)のOBら=6日、大分市新春日町の豊後企画フィールド
高校ラグビー史に残る名勝負、三たび―。歌手松任谷由実さんの「ノーサイド」のモデルになったとされる大分舞鶴―天理(奈良)の“再々戦”が6日、大分市の豊後企画フィールドであった。12年前に花園ラグビー場で再戦し、3度目の対戦。還暦を迎えた両校OBメンバーが熱戦を繰り広げた。試合は天理が35―19で勝った。
伝説の試合は1984年1月の第63回大会決勝。終了間際のトライで大分舞鶴が2点差に迫ったが、決まれば同点で両校優勝となるゴールキックは外れ、直後にノーサイド(試合終了)を告げる笛が鳴り響いた。
大分舞鶴は黒、天理は白を基調とした記念ジャージーで登場し、両校の校歌を斉唱。20分ハーフ、選手交代自由の特別ルールで実施した。還暦とは思えない好プレーや豪快なトライに会場は大盛り上がり。終盤はさすがに疲れが出たが、互いに全力プレーを貫いた。
「ノーサイド」の笛が鳴ると、互いに健闘をたたえ合った。当時3年で大分舞鶴の副主将だった森迫政信さん(60)=福岡県在住=は「今でもあの試合は記憶に残っている。久しぶりにみんなで集まり、試合ができたのは幸せ」とかみしめた。
会場には両校OBやラグビーファンらが詰めかけ、熱戦を楽しんだ。大分舞鶴OBという大分市の70代無職男性は、「当時、テレビで見ていて衝撃だった。後輩たちの頑張る姿を見られてうれしかった」と話した。