【大分-千葉】前半20分、千葉に先制を許し、肩を落とす大分イレブン=クラサスドーム大分
明治安田J2第37節(23日・ピーススタジアムbySoftBankほか=10試合)大分は大分市のクラサスドーム大分で千葉と対戦し、0―1で敗れた。通算8勝14分け15敗(勝ち点38)で16位のまま。J3降格圏18位以下のチームとの勝ち点差が4に開き、大分のJ2残留が確定した。
大分は第38節(最終節)の29日午後2時から、水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で水戸と対戦する。
【大分0―1千葉評】大分は相手ゴールをこじ開けられず、3連敗を喫した。
大分は立ち上がりから攻め込まれる展開が続き、前半20分にCKのこぼれ球を押し込まれて先制された。
後半はMF野村やFW宇津元ら攻撃的な選手を投入し、徐々に主導権を握った。両サイドから攻撃を仕掛けたが、ゴール前の迫力を欠いた。
■相変わらずの「ゴール欠乏症」
大分は相変わらずの「ゴール欠乏症」で、J1昇格を争う上位の千葉に0―1で敗戦。ホーム最終戦に詰めかけた1万人を超えるサポーターの期待がため息に変わり、竹中穣監督は「申し訳ない気持ちでいっぱい」と表情をこわばらせた。
「決定機」といえる場面は最後まで訪れることなく、今季16度目の無得点で試合終了を迎えた。相手の運動量が落ちた後半はボールを保持する時間が増えたものの、ゴール前での連係不足は明らかだった。
後半途中から出場したMF野村直輝は「ゴール前の質は練習で高められる余地はあると思うが、積み上げられていないのが現状。だからこの順位になっている」と声を落とした。
勝ち点1でも自力残留を決められた試合で黒星を喫したが、下位チームの結果により辛うじて残留が決まった。MF天笠泰輝は「大分トリニータはこんな順位にいてはいけないチーム。選手だけじゃなくクラブ全体が変わっていく必要がある」とこれからを見据えた。
最終節は敵地で優勝争いを演じている水戸に挑む。クラブの未来を明るく照らすためにも、4試合ぶりの勝利をつかみたい。DF岡本拓也は「サポーターの皆さんが笑顔で終われるように、気持ちのこもったプレーを見せる」と言葉に気迫を込めた。
大分トリニータ・竹中穣監督の話 今季の課題になっているゴール前のキックや合わせる精度不足を露呈してしまった。ただ選手はしっかりとプレーをしてくれたと思う。最後のゴールを決めるところは私に足りない部分があった。
DF三竿雄斗 自分たちのプレスがはまらなかった印象が強い。残留はできたが複雑な気持ち。(今季途中で)チームに戻ってきた時はプレーオフ進出を狙える順位だったので責任を感じる。
■「昇格とは程遠い」小沢社長が頭下げる
ホーム最終戦後、会場でセレモニーがあった。昨季同様に残留争いに巻き込まれ、大分フットボールクラブの小沢正風社長が「目標に掲げたJ1昇格とは程遠い結果となり、申し訳ございません」と深々と頭を下げた。
今季途中から指揮を執った竹中穣監督は「このような結果になったのは私が至らない結果」。最後にMF清武弘嗣主将が「クラブとしてサポーターの温かさに甘え過ぎている。最終節はこれからも応援してもらえるような戦いを見せる」と誓った。
セレモニー終了後、他会場の結果で残留が決定。小沢社長があらためて取材に応じ、「最低限の結果。得点力不足に苦しんだ」と振り返った。来季については「やっと残留が決まったのでこれから。慌ただしい12月になると思います」と述べるにとどめた。
②クラド(千葉2勝)
千葉1―0大分
1―0
0―0
▽得点者【千】河野(前20分)