認定証や盾を受け取った土居昌弘市長(左端)、佐藤慶一会長(右から2人目)ら=10日、マレーシア・クアラルンプール(竹田市提供)
国際かんがい排水委員会(ICID)の国際執行理事会が10日、マレーシア・クアラルンプールであり、竹田市内の21本の水利施設を「世界かんがい施設遺産」に正式に認定した。県内では2021年の「宇佐のかんがい用水群」に続く2例目。教育、農業、観光分野での活用が期待される。
認定に向けて活動してきた実行委員会長の土居昌弘市長、副会長の佐藤慶一・竹田地域土地改良推進協議会長ら4人が会場を訪れ、ICIDのマルコ・アルチェリ会長から認定証と記念の盾を受け取った。
土居市長は「保全・継承に尽力してきた関係者、地域の皆さまの努力のたまもの。竹田の農業が世界に認められた。価値を国内外へ積極的に発信していく」とコメントを出した。
登録された名称は「竹田のかんがい用水群」。江戸時代前期の1663年に完成した城原井路から、1924年に利用が始まった荻柏原井路まで、大野川上流域に築かれた21施設。「中山間地における水田開発の苦労と農業水利の発展の歴史を物語る貴重な施設」として申請した。
市は11月26日に祝賀イベントと式典を計画している。