バスケットボールの上位4校による決勝リーグは、2勝同士でぶつかった最終戦を男子は柳ケ浦、女子は明豊が制して頂点に立った。 明豊は県高校新人大会で敗れた大分に競り勝った。序盤から一進一退の攻防が続き、最終第4クオーターは残り2分11秒から4点差を逆転。そのまま逃げ切った。杉山真裕実監督は「ほっとした。この勝利が選手の自信になってほしい」と声を震わせた。 県内公式戦無敗を誇った前チームと比べ、選手の経験値は十分とは言えない。「出られなかった3年生をインターハイに連れて行く」(中島綾香主将・3年)という部員共通の思いが動きを硬くし、苦戦につながった。 続く上位大会に向けて、守備で奮闘した松下みのり(同)は「レベルはさらに高い。流れを変える守備にこだわる」と力を込めた。【ミニインタビュー】 バスケットボール女子準優勝の大分・緒方愛実主将(3年) 前半終了前にいい流れをつくれた時間もあったが、攻撃やリバウンドの執念で上回られた。持ち味の速攻を生かせず悔しい。冬までにメンタルを鍛えてシュートの精度を上げたい。 〈バスケットボール〉 (ダイハツ九州アリーナ) 【女子】▽決勝リーグ 明豊78―67藤蔭、中津北87―73藤蔭、明豊73―71大分、大分89―59中津北 (1)明豊3勝(2)大分2勝1敗(3)中津北1勝2敗(4)藤蔭3敗 (明豊は2年連続6回目の優勝。1位が全国、2位までが九州大会へ)
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