第73回県高校総合体育大会は2日、県内各地で13競技があり、全日程を終えた。 団体は、ハンドボールの大分がアベック優勝。ラグビーの東明、サッカー女子の柳ケ浦、テニス男子の舞鶴と女子の福徳、バレーボール女子の東九州龍谷、登山女子の竹田がそれぞれ連覇を伸ばした。 バレーボール男子の大分南、サッカー男子の鶴崎、カヌー女子の舞鶴、登山男子の大分工は覇権を取り戻した。弓道男子団体の宇佐は初優勝し、同女子の中津南は57年ぶりの栄冠をつかんだ。カヌー男子の舞鶴、ボクシングの鶴崎工、バスケットボール男子の柳ケ浦、女子明豊はいずれも2連覇を飾った。 サッカー男子は鶴崎が3年ぶりの栄冠に輝いた。昨年の全国選手権県大会、今春の県新人大会に続いての優勝。先制点を決めたFW木許央雅(3年)は「自分の得意な形でゴールを奪い、そこから3―0で勝てて良かった」と白い歯をこぼした。 前半は大分に主導権を握られたものの、集中力を切らさずに守り切った。後半は持ち味のパスサッカーで本領を発揮。5分に木許が右足で巧みなシュートを決めて先制すると、以降は運動量でも相手を上回り、2点を加えた。 勝利を引き寄せる2点目を奪ったDF中西俊喜(同)は「こぼれ球にしっかり反応できた。優勝できてうれしい」と喜びをにじませ、インターハイに向けて「チーム一丸で初戦突破を目指す」と決意を込めた。 〈サッカー〉 (クラサスサッカー・ラグビー場)【男子】▽決勝鶴崎3―0大分0―03―0▽得点者【鶴】木許、中西、吉元 (鶴崎は3年ぶり9回目の優勝。1位が全国、2位までが九州大会へ)
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