ヨット420級は男女とも2組が臨んだ。風速10メートルを超す強風が選手を苦しめ、風向きを読み切る力が勝敗を分けた。 男子は翔青B(西林慶二、一万田和虎(まさとら)、赤嶺悠樹、洞楓)が頂点に立った。第1レースはうまく風をつかみ大きくリード。第2レース以降は強風が吹くポイントを読み、ペアの呼吸を合わせ勝利をたぐり寄せた。 4人は精度の高い風の読みを課題に挙げ、「九州大会で優勝できる力を磨く」と意気込んだ。 女子は翔青A(藤原花香、山本紅丹(べに))が制した。第1レースのスタートは位置取りを誤り1秒のフライング。その後は先着をとり続け、逆転した。海面の濃淡で風の強弱を読み、風を受ける量を調節した。「九州大会ではフルスピードでのスタートを決めて、優勝を目指す」と話した。【ミニインタビュー】 ヨット420級で1位を逃した翔青Aの河野塁(3年) 風の変化に対応できなかった。難しいコンディションの中で、判断が雑になってしまったことが負けにつながった。悔しさとともに得た課題を克服して九州大会ではトップを狙う。〈ヨット〉 (臼杵湾) 【男子】▽420級 (1)翔青B(西林、一万田、赤嶺、洞)(2)翔青A ▽FJ級 (1)翔青A(岡本、藤原、吉永) ▽シングルハンダー級 (1)中村航(海洋科学)(2)毛井琉希(翔青)(3)田口湊大(海洋科学)(4)藪井喜朝(同) ▽学校対抗 (1)翔青26点(2)海洋科学 【女子】▽420級 (1)翔青A(藤原、山本)(2)翔青B ▽FJ級 (1)翔青A(森田、冨高、後藤)(2)翔青B ▽学校対抗 (1)翔青16点 (学校対抗は男女とも翔青が8年連続8回目の優勝。男女とも各級の記録掲載者、チームが九州大会へ)
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