開会式に臨む各校の選手たち=クラサス武道スポーツセンター
「入場行進の一歩一歩に、これまで流してきた汗や涙、大会に懸ける情熱が込められていて感動した」。山田雅文県教育長の言葉に、「情熱に応えるためにも、報道の役割を果たさなければ」と決意を新たにした。
県内高校スポーツ最大の祭典の本格的なスタートを告げる総合開会式。堂々と行進する高校生の姿からは、努力を重ねてきたからこその自信があふれていた。
総合開会式を見るのは初めて。県高校文化連盟による公開演技は、レベルの高さに圧倒された。関係者や生徒に聞くと、「毎年、進化し続けている」という。気付けば、大勢の観客と一緒に拍手を送っていた。
今春、高校スポーツ全般を任された。これまでは担当競技を追うばかりだったが、全体を把握しなければならない立場。事前に準備すべきことは想像以上に多かった。
今大会は例年より先行開催が多く、既に7競技が終了。特に25、26日付の紙面では一面フル活用で奮闘ぶりを伝えた。
仕事を終え、深夜に帰宅。スマホで本紙オンライン版を見ると、アクセスランキング上位五つが総体の関連記事で総なめになっていた。疲れが一気に吹き飛び、思わずスクリーンショットした。
主日程がいよいよ始まる。今年も「オール編集局」で総力取材に当たる。高校スポーツへの関心度の高さを実感する日々。選手への敬意を忘れず、躍動する姿やドラマを余すことなく伝えていきたい。