【フェンシング男子団体フルーレ・豊府―翔青】ライバルに勝利し、喜ぶ豊府のメンバー=サイクルショップコダマ大洲アリーナ
第73回県高校総合体育大会は25日、先行開催の9競技があった。団体はフェンシングが豊府、体操は大分西がいずれもアベック優勝し、自転車の学校対抗は男女とも翔青が制した。ラグビーは文理大付と玖珠美山が4強入りした。
フェンシング団体フルーレは豊府がアベック優勝を飾った。いずれもライバル翔青との接戦を制し、頂点に立った。
女子は4校によるリーグ戦。豊府、翔青とも2勝を挙げ、最終戦は事実上の決勝になった。4―2とリードした7戦目はエース対決。前日の個人フルーレの雪辱を期す西山花桜(3年)はポイントを奪えず、勝負を決められなかった。
それでも続く藤野美咲主将(同)が勝ち切り、「試合に出たメンバーだけでなく、ベンチや応援の一体感で優勝できた」と喜びに浸った。
男子は5校のリーグ戦で競った。翔青戦は2―2で迎えた5戦目に、橋本翔真(2年)が相手にポイントを許さない完勝で流れを引き寄せた。7戦目では相手エースを破り、「とにかく思い切りやった。1人が負けてもすぐに切り替え、先行されなかったのが良かった」と振り返った。
団体は4人全員が2年。「熱くなりすぎて冷静さを欠くことや、アタックの質など課題もある。成長してインターハイに向かいたい」と橋本。
次の目標は九州大会の優勝とインターハイ8強以上。藤野主将は「さらに一体感を高め、男女そろって達成したい」と力を込めた。
〈フェンシング〉
(サイクルショップコダマ大洲アリーナ)
=男子=
【団体フルーレ】▽リーグ 翔青5―1東明、翔青5―0情報科学、豊府5―2翔青、翔青5―2上野丘、東明5―2情報科学、豊府5―1東明、上野丘5―2東明、豊府5―0情報科学、上野丘5―0情報科学、豊府5―0上野丘
(1)豊府(福富、天崎、橋本、矢野)4勝(2)翔青3勝1敗(3)上野丘2勝2敗(4)東明1勝3敗(5)情報科学4敗
=女子=
【団体フルーレ】▽リーグ 豊府5―0情報科学、情報科学5―4上野丘、翔青5―1情報科学、豊府5―0上野丘、豊府5―3翔青、翔青5―0上野丘
(1)豊府(藤野、西山、谷川、河野)3勝(2)翔青2勝1敗(3)情報科学1勝2敗(4)上野丘3敗
(豊府は男女とも2年連続20回目の優勝。男女とも1位が全国、九州大会へ)