「力戦奮闘」のスローガンを掲げて活躍を誓う片野坂監督(前列中央)と新加入選手ら=クラサスドーム大分
サッカーJ2の大分トリニータは5日、2025年シーズンの新体制を発表した。スローガンに「力戦奮闘」を掲げ、J1昇格プレーオフ圏内の6位を目指す。
チームは同日午前、別府市の八幡竈門神社で必勝祈願した後、片野坂知宏監督(53)や9人の新加入選手らが大分市内で記者会見に臨んだ。
片野坂監督は「昨季は16位と目標には到底及ばなかった。今季は一日一日のトレーニングを大事にして、選手が夢中になれるフットボールを目指す」と抱負を述べた。
J2の開幕は2月15日。大分は翌16日、ホームのクラサスドーム大分(旧レゾナックドーム大分)で札幌を迎え撃つ。
<コーチ・選手コメント>
馬場賢治コーチ U―18コーチから就任した。大分はJ1にいるべきクラブ。力をつけるようにしっかりサポートしていく。
FW有馬幸太郎 歴史あるクラブの一員になれてうれしい。体を張ったプレーや前線で時間をつくり、ゴールで貢献したい。
GK古野優斗(この・ひろと) プロ1年目を覚悟と責任を持って戦う。身長もあるのでハイボールやセービング、ロングパスで持ち味を出す。
GK佐藤隼(しゅん) プロ10年目で7年ぶりのJリーグ。開幕スタメンを狙い、セービングや両足で蹴れる部分、パス精度でアピールする。
DF戸根一誓(いっせい) チームの目標達成に向けて全力で取り組んでいく。自分の持ち味でもある体を張った守備を見てもらいたい。
MF天笠泰輝(あまがさ・たいき) 今回が初の移籍。守備はボールを奪い切るところ、攻撃面では推進力やロングシュートなどでアピールしたい。
MF榊原彗悟(けいご) 攻守の切り替えや攻撃のリズムをつくるプレーが持ち味。クラブの勝利、目標達成に向けてまい進する。
FW有働夢叶(しゅうと) J1昇格、勝利に向かい、豊富な運動量を生かして攻守にわたり躍動する。複数ポジションをこなせるのも持ち味。
DF宮川歩己(あゆき) 攻守における空中戦での強さが売りで、守備力を見てもらいたい。できることを精いっぱいやって勝利に貢献する。