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202049日()

大分県産乾シイタケの統一ブランド「うまみだけ」 4品種を商品化へ

県産乾シイタケの新ブランドとして3月から販売される「うまみだけ」=20日午後、大分市内のホテル
県産乾シイタケの新ブランドとして3月から販売される「うまみだけ」=20日午後、大分市内のホテル

 県は20日、大分県産乾シイタケの新ブランド「うまみだけ」を発表した。以前からある「どんこ、こうこ、こうしん」は形状(かさの開き方)による分類で品種に基づいた商品はなかったが、それぞれ香りや歯応えなどが異なる点に着目。特徴が際立つ4品種を商品化し、統一ブランドとして売り出す。3月発売の予定で、減少傾向にある家庭消費量の回復へ「起爆剤になれば」と業界関係者の期待が集まる。
 大分県によると、大分県内で生産されている乾シイタケは約10品種。それぞれの特徴はこれまでほとんど注目されず、複数の品種を交ぜて販売されていた。このため形状による分類で同じ袋に入っていても、戻す時間や味が異なることがあった。
 「うまみだけ」シリーズの4品種はそれぞれ香り、歯応え、肉厚、柔らかさが特徴。カレーやギョーザ、炊き込みご飯など料理に合わせて使い分けができるよう、商品には特徴が図表で示されている。
 総務省家計調査によると、乾シイタケの1世帯当たりの購入量は、2000年の124グラムから19年には46グラムに減少。特に若者のシイタケ離れが顕著という。
 従来のイメージを変え、乾シイタケの良さを若年層に伝えようと大分県やシイタケ農家、県椎茸(しいたけ)農協など市場関係者、消費者代表らでイメージ改革推進会議を設立。昨年7月から協力してブランド開発を進めてきた。
 関係者ら約100人が参加した新ブランドの発表会では、広瀬勝貞知事が「最近は乾シイタケの粉末やチップなど新しい食べ方も提案されている。品種による味わいの違いを楽しんでほしい」とあいさつした。
 3月19日から大分市のトキハ本店で販売を開始。県内での知名度向上を図りながら、県外へ拡大していく方針。20年度は計15トンの出荷を計画しており、将来的には海外展開も視野に入れている。
 同農協の青野浩志組合長は「乾シイタケの魅力を消費者にどう伝えるかが課題だった。新ブランドの発表はキックオフ。大きなうねりを巻き起こすため努力する」と話した。

※この記事は、2月21日 大分合同新聞 5ページに掲載されています。

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