ボランティアに見送られ、ホテルを出発する外国人選手=18日午前、大分市府内町の大分センチュリーホテル 第39回大分国際車いすマラソン大会に出場した外国人選手が18日、宿泊先の大分市内のホテルからそれぞれの国に帰り始めた。「また来年戻ってくるよ」。通訳ボランティアらと抱き合って再会を誓った。 大きな荷物とともに、選手が次々とチェックアウト。他の選手やボランティアと記念写真を撮り、別れを惜しんだ。 午前10時半ごろには、メキシコやスペインの選手ら4人が大分空港へ向かうバスに乗り込んだ。 マラソンT34/53/54男子に初出場したホアキン・ディアス(51)=スペイン=は「ボランティアらのおもてなしが印象的だった。来年もみんなに会いに来るよ」と笑顔。6回目の出場だったホセ・ゲラ(38)=メキシコ=は「満足できる走りができた。大分は毎年、楽しみにしている」と話した。 大会は18カ国から210人が出走。好天に恵まれ、195人が完走した。マラソンT34/53/54女子はマニュエラ・シャー(34)=スイス=が自身の持つ世界記録を更新し、第35回大会(2015年)以来4度目の優勝。同男子はマルセル・フグ(33)=同=が2年連続8度目の栄冠を手にした。