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白血病克服した豪選手のように 復帰目指す渡辺さん「勇気もらった」

 5日に昭和電工ドーム大分であったオーストラリア―ウルグアイ戦。白血病を克服し、3年ぶりに代表に復帰したオーストラリアの司令塔クリスチャン・リアリーファノ選手(32)を、観客席から特別なまなざしで見つめるラガーマンがいた。大分市の日本文理大ラグビー部2年、渡辺大輔さん(20)=同市明野東=だ。
 大分東明高(同市)の3年だった2017年秋、急性白血病と診断された。翌年受けた骨髄移植は成功。まだ激しいプレーはできないが、選手への復帰を目指して自主練習に励む。
 リアリーファノ選手はバックスのスタンドオフとして先発出場した。16年に発病を公表し、世界のラグビー界に衝撃を与えたニュージーランド出身の背番号「10」は骨髄移植や化学療法で病を克服。今年7月、再びワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)に戻ってきた。
 大分の青い芝に立った彼は的確な状況判断で攻撃を制御し、キッカーとしてトライ後のゴールキックを次々と決めた。その姿を、渡辺さんはバックスタンド1階席で見届けた。
 「ピッチに戻るだけでも大変なこと。強豪国の代表に復帰するなんて本当に信じられない。他の選手とは覚悟が違うと思う。同じ病気を経験したからこそ、自分もそんな選手になりたい」
 診断が出た直後、復帰したばかりだったリアリーファノ選手の存在を知った。「勇気をもらい、励みになった。医師から説明を受け、治療を頑張ろうと気持ちを切り替えた」
 半年にわたる抗がん剤治療に耐え、骨髄移植も乗り越えた。130キロあった体重は一時95キロまで落ちたが、現在は120キロ台まで回復。来年の本格復帰を目指し、筋力トレーニングやランニングを続けている。
 「病気になったことで芽生えた周囲への感謝を胸に、今はとにかく、もう一度ラグビーがやりたい」
 フル出場でチームを勝利に導いたリアリーファノ選手に、渡辺さんは大きな拍手を送り続けた。「あなたのおかげで僕も乗り越えられたと伝えたい」
※この記事は、10月6日大分合同新聞朝刊24ページに掲載されています。
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