後半17分、先制ゴールを決めて喜ぶ大分のMF有働(手前右)。開幕節が降雪で中止となり、事実上の「開幕戦」となった一戦を勝利で飾った=クラサスドーム大分
明治安田J2・J3百年構想リーグ第2節(15日・鳴門ポカリスエットスタジアムほか=13試合)西B組のJ2大分はクラサスドーム大分でJ3北九州と対戦し、2―0で勝利した。
大分は第3節最終日の22日、同会場でJ3鳥取と戦う。
【大分2―0北九州評】大分は後半に2得点を奪い、今季最初の公式戦を白星で飾った。
序盤から主導権を握り、両サイドから好機を築いて相手ゴールに迫った。後半17分、MF榊原のパスを受けたMF有働が冷静に決めて先制。26分には低い弾道のクロスにFW金が合わせて追加点を奪った。守備陣は最後まで集中を切らさず、無失点で抑えた。
■シュート16本、推進力と連動性で魅了
事実上の「開幕戦」で勝ち点3をつかんだ。大分は後半の2得点で北九州に快勝。幸先の良いスタートに四方田修平監督は「失敗を恐れず、アグレッシブに戦った。やってきたことを出してくれた」と満足そうだった。
「新生トリニータ」の躍進を予感させるような攻撃が光った。両サイドを効果的に使い、人数をかけて相手ゴールに襲いかかる。シュート数は実に16本。得点力不足に悩んだ昨季とは見違えるような推進力と連動性で、サポーターを魅了した。
今季目指す「湧き上がるフットボール」の体現が先制点を生んだ。相手陣でMF榊原彗悟主将がパスカットすると、すぐさま複数の選手がゴールに向けて走り始める。FW金賢祐(キムヒョンウ)がスルーした球を受けたMF有働夢叶がネットを揺らし、「迷いはなかった。相手の動きを予測し、思い切って振り抜いた」と昨季開幕戦以来のゴールを喜んだ。
GK文慶建(ムンキョンゴン)が終盤にPKを止める活躍もあり、守備は無失点で終えた。
白星発進とはいえ、カテゴリーが一つ下の相手に好機で決め切れない場面も目立った。榊原主将は「良かった部分は継続する。出た課題を克服しながら、練習から高め合っていきたい」と反省も忘れなかった。
大分トリニータ・四方田修平監督の話 最高の結果になった。素晴らしい雰囲気をつくってくれたサポーターに感謝したい。攻撃は幅広く揺さぶりながらゴールに向かい、守備では献身的にハードワークしたことが結果につながった。
GK文慶建(ムンキョンゴン) リスク管理とコーチングはうまくできた。どんどん攻め上がる様子は、後ろから見ていても楽しかった。PKはキッカーの軸足の動きから蹴る方向を予測できた。
①クラド
大分2(J2)2―0北九州(J3)
0―0
2―0
▽得点者【分】有働(後17分)、金賢祐(後26分)