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JR日田彦山線、初の沿線住民説明会 「元通り鉄道に」相次ぐ

早期復旧求めバス容認論も

 2017年7月の福岡・大分豪雨で被災したJR日田彦山線の復旧方法について、日田市は29日、不通区間の沿線住民を対象にした初の説明会を、同市大明小中学校で開いた。JR九州が示す鉄道、BRT(バス高速輸送システム)、路線バスの計3案に対し、住民からは「元通り鉄道にしてほしい」と願う声が目立った。“生活の足”が絶たれて2年。BRTなどでの早期復旧を望む意見も出た。
 日田市北西部の大鶴、夜明地区を中心に約150人が出席した。原田啓介市長が「皆さんの意見を聞き、対応を検討したい」とあいさつ。山中栄二市企画振興部長が、昨年4月から続くJR九州と沿線自治体との復旧協議の状況を説明した。
 同社は鉄道で復旧させる場合、自治体に年間1・6億円の財政支援を求めており、協議が難航。同社は今年4月、▽線路の一部を専用道にしてバスを走らせるBRT▽路線バスへの切り替え―を新たに提案した。鉄道よりも復旧、運行に要する費用が少ないという。
 住民からは「鉄道は地域の財産」「軌道上を走る方が安全性が高い」と鉄道を支持する声が相次いだ。大肥本町自治会長の石井徹さん(73)は「通勤などに使われており、地域の将来のために絶対必要。復旧協議が長引きもどかしいが、残してほしい」と訴えた。
 豪雨では大肥川が決壊し、甚大な浸水被害をもたらした。県と地元は洪水を防ぐために水を分散させる分水路(長さ約500メートル)を設置することで合意しているが、同線の復旧方法が決まっていない影響で、計画が固まっていないという。
 大肥町自治会の堀義幸・吉竹地区班長(68)は「早期の復旧、水路建設が必要だ。自治会では、BRTやバスを復旧方法に採用するよう市に求める決議をした」とアピールした。
 説明会の後、原田市長は「鉄道での復旧を求める声が予想以上に多かった。沿線の(福岡県添田町、東峰村との)3市町村で意見をすり合わせ、年内には方向性を決めたい」と感想。7月中に再度、住民向けの説明会を開き、可能ならJRの出席を求める方針を示した。
 会場には東峰村の渋谷博昭村長の姿もあり、「梅雨明け後には村でも説明会を開きたい」と話した。
 同線は鉄橋など63カ所が被災。夜明(日田市)|添田(添田町)間の29・2キロが不通で、代行バスの運行が続いている。
※この記事は、6月30日大分合同新聞朝刊25ページに掲載されています。

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