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新社長が新銘柄で継承 佐伯の大地酒造

後継者おらず廃業の危機…5年間の熱意実る

 佐伯市船頭町の大地酒造が日本酒の新銘柄「花笑(はなえ)み」の販売を始めた。後継者がおらず廃業の危機にあった酒蔵を、市内で酒店を営む池田敬さん(57)が受け継いで生まれた新商品。「佐伯の魚や野菜を使った料理とよく合う。多くの人に楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
 大地酒造は1885年の創業で、大地正一会長(68)が5代目。かつて県南部を中心に約5万升を出荷していた。近年は小売店の激減などで10分の1まで落ち込み、大地会長は子どもたちも継ぎそうになく、廃業を考えていたという。
 池田さんは同市上浦浅海井で父の代から酒店を経営。20年ほど前から大地酒造に通い、酒造りを学んだ。「歴史ある酒蔵をなくしてはならない。継承したい」と申し出たが、断られた。熱意を示そうと2013年に酒米栽培から始め、交流のあった津久見市のNPO法人「やまびこクラブ」の知的障害者らも作業に協力。5年間の取り組みの末、大地会長に認められ、社長となった。
 今年1月には県内の別の酒蔵で杜氏(とうじ)をしていた弟の司さん(55)を専務に迎え、納得のいく純米酒を完成させた。
 池田社長らは7日に市役所を訪ね、販売開始を報告。試飲した田中利明市長は「飲みやすい。酒蔵も続くことになりうれしい。県内外の人に紹介したい」と述べた。
 「花笑み」は4種類あり、それぞれ風味や味わいが異なる。ラベルに花をあしらい、価格は720ミリリットルが1300~2100円、1800ミリリットルが2200~4000円(いずれも税抜き)。県内の小売店などで販売している。
 問い合わせは大地酒造(☎0972-22-0074)。
※この記事は、6月13日大分合同新聞朝刊16ページに掲載されています。
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