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横光利一 初の句集 宇佐市ゆかりの作家 「功績を広めたい」

 宇佐市に本籍地があった新感覚派作家・横光利一(1898~1947年)の幻の句集「横光利一句集」(四六判、190ページ)を同市が初めて出版した。48年に俳人高浜虚子らが追悼の思いを込めて発行する予定だったが、戦後の物資不足などから計画が頓挫した。24日から販売を始める。市民図書館は「横光は優れた俳句も作る作家だった。功績を広めたい」としている。
 市によると、句集は高浜と作家久米正雄、俳人水原秋桜子が序文を書いた。まな弟子の俳人石塚友二が横光の俳句268句を選んだ。石塚は後書きも担当したとされる。原稿は見つかっていない。序文の原稿と選句、ページの割り付け、活字の大きさまで決まっていた。東京都にある出版社の経営が傾き、紙の入手が難しかったことなどから発行中止に追い込まれたという。
 市が主催する横光利一俳句大会は今年で20回目を迎えた。横光の生誕120年と市民図書館の開館20周年の節目にも当たり、製作した。
 句集は99年出版の「横光利一全集」補巻に収録。句集単体としては一度も発行されていない。市は2千部を作製し、一部を県内の公共図書館と全国の県立図書館に寄贈する。
 横光は福島県出身。「日輪」「蠅(はえ)」で文壇にデビュー。川端康成らと新感覚派文学運動を起こし、その旗手として活躍した。代表作「旅愁」は、日本人にフランスなど海外の様子を紹介しながら、西洋と東洋・日本の文化を対比させた長編小説。市内も舞台となっている。
 24日に宇佐文化会館で開かれる「横光利一俳句大会」、25日以降は市民図書館で販売する。
 購入と問い合わせは同図書館(☎0978-33-4600)。
※この記事は、11月24日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。

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