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「学問のすゝめ」初版発見  中津の大江医家史料館

 福沢諭吉の「学問のすゝめ」初版本が中津市の大江医家史料館から見つかり、18日、市教委が発表した。同館で大江家の史料目録を作成していたウォルフガング・ミヒェル九州大学名誉教授が今年3月に発見。初版本は現存数が少なく、市内では2016年の発見に次いで2冊目、全国でも現在10冊程度しか確認されていない。家文書(いえもんじょ)(代々特定の家に伝わった文書)という出所が明らかな物として見つかったのは初めて。
 学問のすゝめは1872~76年に刊行された計17編から成る双書。初編は中津市学校開設(71年)に当たり、諭吉らが郷里の若者に向けて書いたものとされる。
 初版本(初編のみ)は縦18センチ、横11・5センチで端書きを含め33ページ。当時の最先端技術だった活版印刷が用いられたがスピードが遅かったため増刷の需要に対応できず、わずか4カ月間しか刷られなかった。
 ミヒェル名誉教授はドイツ出身。2003年から市と共同で大江、村上両医家史料館の調査、研究を続けている。発見について「幕末―明治期の大江家の当主雲沢は中津の医学界のリーダーでもあったため、福沢らが生徒募集の協力を仰いだことは想像に難くない。広報手段が限られていた当時、多くの患者と接する医者は一般市民向けの広告塔の役割も担っていた」。
 鑑定した慶応義塾福沢研究センターの西沢直子教授は「数少ない初版本の中では保存状態が良い。市学校開学には諭吉が全面協力しているが、そもそも中津に洋学の重要性を認め、向学心を持つ人々が存在したからこそ設立された学校なのでは」と指摘している。
 10月6日から市内の福沢記念館で開催される特別展「『学問のすゝめ』のヒミツ」で公開される。
※この記事は、9月20日大分合同新聞朝刊14ページに掲載されています。
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