北海道沖の海底に設置した観測装置=2019年7月(東北大・北海道大・海洋研究開発機構提供)
北海道沖の千島海溝沿いではプレート境界が強く固着し、超巨大地震を起こすほどのひずみが蓄積していることが分かったと、東北大などの研究チームが19日までに英科学誌に発表した。2019~24年に根室沖から千島海溝にかけての海底3カ所で地殻変動を観測した。
津波堆積物の調査から、観測地点付近では17世紀にマグニチュード(M)8・8の超巨大地震が発生し、断層が約25メートル滑ったと考えられている。今回の調査の試算では、20~30メートルの滑りに匹敵するひずみが蓄積していた。東北大の富田史章助教(海底測地学)は「17世紀と同規模の地震が近い将来再来する可能性がある」と指摘している。
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