衆院選の街頭演説に集まった人たち=27日午前9時44分、東京都内
第51回衆院選が27日公示され、2月8日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入った。高市早苗首相(自民党総裁)の下での初の国政選挙で、自民、日本維新の会の連立政権の信任が問われる。消費税減税の扱いを含む経済政策、安全保障に加え、外国人政策や選択的夫婦別姓導入の是非など多様性を巡る姿勢が争点となる。11党など1270人超が小選挙区(289)と11ブロックの比例代表(176)計465議席を競う。
連立の組み替えがあったほか、立憲民主党と公明党が新党「中道改革連合」を結成。この二大勢力と距離を置く政党もあり、決戦の構図は大きく変わった。衆院選は2024年10月以来。前回から約1年3カ月しか経過していない時期に衆院解散に踏み切った首相の判断も評価の対象となる。
首相は勝敗ラインを与党で過半数(233)と設定し、実現できなければ「即刻、退陣する」と明言した。中道の野田佳彦共同代表は公示前勢力(167)を上回り、比較第1党となることを目標とする。
首相は東京・秋葉原での第一声で「政策と政権の枠組みが変わった。国民の信任をいただきたい」と支持を呼びかけた。自民は「責任ある積極財政」への転換や防衛力の抜本強化、旧姓の通称使用の法制化などを掲げる。維新との連立合意書で明記した2年間に限り食料品を消費税の対象としないことも訴える。
野田氏は青森県弘前市で「暮らしを最優先に『生活者ファースト』の理念の下で政策を訴える」と強調。中道は恒久的な食料品消費税ゼロや非核三原則の堅持、選択的夫婦別姓実現を主張する。
国民民主党は、社会保険料の負担軽減や消費税の一律5%への減税などで手取り増を提起する。共産党、れいわ新選組、減税日本・ゆうこく連合、社民党は消費税廃止を求める。参政党、日本保守党は外国人の受け入れ規制強化、チームみらいは教育や子育てへの投資拡大を唱える。
共同通信の集計で午前10時現在、小選挙区1101人、比例代表と合わせて1108人(重複立候補を除く)の立候補が受理された。このうち女性候補は270人。
自民は小選挙区と比例代表を合わせて284人、中道202人、維新87人、国民102人、共産156人、れいわ21人、ゆうこく連合9人、参政181人、保守7人、社民8人、みらい6人、諸派9人、無所属36人となっている。
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