【ベルリン共同】ドイツ紙ウェルトは31日、ロシアによる侵攻が続くウクライナに対する「安全の保証」を巡り、最初の半年間に派遣する欧州有志国の地上部隊について、英国とフランスが最大1万5千人規模とすることを検討していると報じた。外交筋の話だとしている。
同紙によると、派遣部隊の規模は参加国の意向によって1万人から1万5千人と見込まれている。外交筋は「安全の保証の計画は既にまとまっている。基本的には英仏の軍事専門家らが協力して作成したものだ」と説明した。
英仏は、国連や欧州連合(EU)の委任がなくても、ウクライナから要請があれば停戦監視に参加する用意があるとの立場だという。
一方、ドイツのメルツ首相は国民向けのメッセージで、ロシアのウクライナ侵攻は「遠く離れた場所の戦争ではない。侵攻は欧州全体に対する計画の一部だ」と危機感を訴えた。
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